2007年3月12日 / 最終更新日時 : 2007年3月12日 髭じいさん 髭じいさん 『説文解字』入門(7)-未末- 恥ずかしながら、私がよく間違える字を紹介しよう。別に難しい文字というわけではなく、力不足ないし不注意によって間違えるようなものである。 「未」「末」は字形が似ていると言っても、上が長いか下が長いかで判断できるので、その判 […]
2007年3月5日 / 最終更新日時 : 2007年3月5日 髭じいさん 髭じいさん 暖冬 誰でも感じていることをわざわざ私が書くまでもないが、私にとっても初めてのことなので書かざるを得ない。 十二月だったか、スコップと雪を運ぶソリを玄関に出しおいた。いつもの準備である。だが、スコップは一度か二度使ったように思 […]
2007年2月26日 / 最終更新日時 : 2007年2月26日 髭じいさん 髭じいさん 大矢田神社(1) 今年の正月三日に、ほんの偶然に美濃市の大矢田(オヤダ)神社に初詣できた。同社は郡上辺りでも紅葉で有名であり、いつか訪ねてみたいと思っていた。道中が面白かったので、これがその大矢田神社であると実感できたのは神社には珍しい門 […]
2007年2月20日 / 最終更新日時 : 2007年2月20日 髭じいさん 髭じいさん 空心と点心 空心という言葉を聞けば、皆さんはどんな意味を想像されるだろうか。私は先ず、「空しい心」と考えてしまう。空虚や空疎など、「空」が「むなしい」という意味で使われることがあるからだ。 だが、「空心腹」や「空心菜」などの用例から […]
2007年2月13日 / 最終更新日時 : 2007年2月13日 髭じいさん 髭じいさん 『説文解字』入門(6)-「鵜」の話(2)- 大国主神は、大穴牟遲神、葦原色許男、八千矛神や宇都志国玉神など多様な名と性格を持つ神であるから、特定のことを取り上げてあげつらうのも躊躇せざるを得ないが、中国での鵜飼の中心地が恐らく長江の中下流域であり、かつて割合古い形 […]
2007年2月5日 / 最終更新日時 : 2007年2月5日 髭じいさん 髭じいさん 方言と歴史学(3) -鮭の巻- どうも最近書いた私のコラムは、重箱の隅をつつくようなものばかりで、分かり難いものが多いことをやっと自覚できた。 これもひとえに前任者であるM氏が、くどいほどに噛んで含めて私を納得させてくれたおかげである。コラムは自分だけ […]
2007年1月30日 / 最終更新日時 : 2007年1月30日 髭じいさん 髭じいさん 人口の減少 この間何気なく新聞を読んでいると、日本の人口が二万人ほどだったか減少したという。何故かはっきりしないが、何か時代が変わったような気がした。 私はいわゆる「団塊の世代」に近い。従って、同世代の人間が最も多い部類に入る。小学 […]
2007年1月22日 / 最終更新日時 : 2007年1月22日 髭じいさん 髭じいさん 感謝状 郡上八幡の酒飲みなら知らぬ者がない「大熊(オオクマ)」という名物飲み屋がある。私は、近所に住んでいるのでその前をよく通るが、この頃「本日休業」の札がぶら下がっているのを目にする。 すこし背中を丸めて、こまめに仕事をしてい […]
2007年1月15日 / 最終更新日時 : 2007年1月15日 髭じいさん 髭じいさん 『説文解字』入門(5) -己・已・巳編- 恥ずかしながら、私はつい最近まで「己」「已」「巳」の違いをはっきりとは知らなかった。これはその反省を踏まえて、しっかり理解しておこうという試みでもある。 皆さんは、「キコの声、オノレ・ツチノト下につき、イ・スデニ中に、シ […]
2007年1月9日 / 最終更新日時 : 2007年1月9日 髭じいさん 髭じいさん 『説文解字』入門(4)-鵜(う)の話(1)- 私が、鵜飼で有名な長良川に沿った郡上市に住んでいるから適任という訳ではない。 この辺りに住んでいる人は、鵜飼について詳しい人が多い。 『古事記』の国譲りの段に「櫛八玉神化鵜」、神武の段に「此者阿陀之鵜養之祖」という注があ […]