2007年5月21日 / 最終更新日時 : 2007年5月21日 髭じいさん 髭じいさん 人物画像鏡(8) -『古事記』の仮名- 今回は、「斯麻」「意柴沙加宮」に続いて、難解な「今州利」に取り組んでみたい。 従来は、「開中費直・穢人(かはちのあたひ・えひと)」「今州利」と分けられることが多かった。これは、この鏡が日本国で製作され、かつ複雑な仮名が六 […]
2007年5月14日 / 最終更新日時 : 2007年5月14日 髭じいさん 髭じいさん 時間 今日の話は時間についてであるが、私に残されたそれであって、格調の高いものではない。年を取るというのは経験を積む反面、ゴールは確定しがたいとしても、残り時間が確実に少なくなっていく意味がある。左程の実績もなく、拘ることが多 […]
2007年5月7日 / 最終更新日時 : 2007年5月7日 髭じいさん 髭じいさん 金印(1) 前へ進むには足元を確かめる必要がある。江戸時代(天明4年 1784年)、福岡県の志賀島で発見された「金印」は中学校の教科書にも載っている基本史料である。発見の経緯が明らかでなく、何回も偽物説が出されてきたが、その都度生き […]
2007年5月1日 / 最終更新日時 : 2007年5月1日 髭じいさん 髭じいさん かたくりの花 三月の終わりだったか、東京と千葉にいる友人が二人で郡上を訪ねてきてくれた。近くの温泉でゆっくりつかり、遅くまで焼酎を酌み交わして旧交を確認できた。 田舎者の私とは違い、彼等は東都に住んでいて教養が豊かであり、話題が豊富な […]
2007年4月23日 / 最終更新日時 : 2007年4月23日 髭じいさん 髭じいさん 人物画像鏡(7) -仮名の黎明- これは画像鏡に記されている文字から、仮名の成立を考えてみようという試みである。百済の斯麻王が「日夲大王」にこの鏡を贈ったことを、仮名の面から傍証する意味もある。バックナンバーを開き、八俣の大蛇(7)及び人物画像鏡の(1) […]
2007年4月16日 / 最終更新日時 : 2007年4月16日 髭じいさん 髭じいさん 遊び 以前何かで、心に隙間を作ることが遊びであると書いたことがある。意識していようと無意識であろうと、忙しい生活をしている人なら、ふと自分を振り返るときがある。脳が必要以上に活発に活動している人なら、神経が病まないように何らか […]
2007年4月9日 / 最終更新日時 : 2007年4月9日 髭じいさん 髭じいさん 大矢田神社(2) 思いついたときに書くだけだから、一貫性というものに問題があるかもしれない。大矢田神社は「オヤダ」と読む。高御産神と天照大神が天若日子に与えた「天之波波矢(ははや)」が大きい矢であり、これが神社の名の由来であると伝えている […]
2007年4月2日 / 最終更新日時 : 2007年4月2日 髭じいさん 髭じいさん 岐路 岐路は分かれ道だ。人生にも色々な岐路がある。若者も、卒業や入学、就職や結婚などの岐路があるだろう。 徒手空拳で生きてきた私であるから、随分と岐路があった。郡上に引っ越してきたのもその一つである。「何で、郡上に来たの」と云 […]
2007年3月26日 / 最終更新日時 : 2007年3月26日 髭じいさん 髭じいさん 『説文解字』入門(8)-鵜の話(結び)- 鵜飼は観光の資源であるばかりでなく、それ自身興味深い漁法であって、古代から続く歴史の遺産でもある。 既に、前回『古事記』に鵜飼の記事があることは言及した。「鵜」をペリカンでなく、「う」と理解したのは、鵜飼にも鵜にも関心の […]
2007年3月19日 / 最終更新日時 : 2007年3月19日 髭じいさん 髭じいさん こんにゃく 今日は、こんにゃくのように柔らかい話になりますかどうか。いつのまにか正月が過ぎてしまったので、いわゆる旬の話ではない。我が家には、盆や正月に若い衆が来てくれることがある。その一人が、お婆ちゃん手作りのこんにゃくをお土産に […]