2007年2月13日 / 最終更新日時 : 2007年2月13日 髭じいさん 髭じいさん 『説文解字』入門(6)-「鵜」の話(2)- 大国主神は、大穴牟遲神、葦原色許男、八千矛神や宇都志国玉神など多様な名と性格を持つ神であるから、特定のことを取り上げてあげつらうのも躊躇せざるを得ないが、中国での鵜飼の中心地が恐らく長江の中下流域であり、かつて割合古い形 […]
2007年2月5日 / 最終更新日時 : 2007年2月5日 髭じいさん 髭じいさん 方言と歴史学(3) -鮭の巻- どうも最近書いた私のコラムは、重箱の隅をつつくようなものばかりで、分かり難いものが多いことをやっと自覚できた。 これもひとえに前任者であるM氏が、くどいほどに噛んで含めて私を納得させてくれたおかげである。コラムは自分だけ […]
2007年1月30日 / 最終更新日時 : 2007年1月30日 髭じいさん 髭じいさん 人口の減少 この間何気なく新聞を読んでいると、日本の人口が二万人ほどだったか減少したという。何故かはっきりしないが、何か時代が変わったような気がした。 私はいわゆる「団塊の世代」に近い。従って、同世代の人間が最も多い部類に入る。小学 […]
2007年1月22日 / 最終更新日時 : 2007年1月22日 髭じいさん 髭じいさん 感謝状 郡上八幡の酒飲みなら知らぬ者がない「大熊(オオクマ)」という名物飲み屋がある。私は、近所に住んでいるのでその前をよく通るが、この頃「本日休業」の札がぶら下がっているのを目にする。 すこし背中を丸めて、こまめに仕事をしてい […]
2007年1月15日 / 最終更新日時 : 2007年1月15日 髭じいさん 髭じいさん 『説文解字』入門(5) -己・已・巳編- 恥ずかしながら、私はつい最近まで「己」「已」「巳」の違いをはっきりとは知らなかった。これはその反省を踏まえて、しっかり理解しておこうという試みでもある。 皆さんは、「キコの声、オノレ・ツチノト下につき、イ・スデニ中に、シ […]
2007年1月9日 / 最終更新日時 : 2007年1月9日 髭じいさん 髭じいさん 『説文解字』入門(4)-鵜(う)の話(1)- 私が、鵜飼で有名な長良川に沿った郡上市に住んでいるから適任という訳ではない。 この辺りに住んでいる人は、鵜飼について詳しい人が多い。 『古事記』の国譲りの段に「櫛八玉神化鵜」、神武の段に「此者阿陀之鵜養之祖」という注があ […]
2007年1月2日 / 最終更新日時 : 2007年1月2日 髭じいさん 髭じいさん 正月 正月といっても特に思い浮かぶことはなくなってきた。そんなに食べたいご馳走があるわけでもないし、普段のんびりしているから休みの実感もさほどない。 年賀状を読むのが楽しみなくせに、自分では時期になっても、おっくうで間近まで書 […]
2006年12月25日 / 最終更新日時 : 2006年12月25日 髭じいさん 髭じいさん 白山奥院(11) -結語- このシリーズの締めくくりとして、今なお「越南知(オナンジ)」「越南智(オナンヂ)」が白山信仰の中で生きていることを書いてみたい。 途中、「南」の音韻に誤りがあり、「ヲナムチ」に至ることすら難儀であった。紆余曲折の末、なん […]
2006年12月18日 / 最終更新日時 : 2006年12月18日 髭じいさん 髭じいさん 本末転倒 -『説文解字』入門(2)- 『説文解字』という中国の辞書がある。ほぼ二千年前に、許慎という人物が編集したもので、字形の書ということになっている。 字形というのは言わば漢字の成り立ちを形から六つのタイプに分けることで、彼は五百あまりの部首に分け約一万 […]
2006年12月11日 / 最終更新日時 : 2006年12月11日 髭じいさん 髭じいさん 方言と歴史学(2) -今気になっていること- テーマの大きさにも拘らず、今書こうとしているものは些細な点だけかもしれないが、気になるものはしょうがない。 例えば、観音を[クァンノン kwannon]、菓子を[クァシ kwashi]等と発音する場合がある。九州の大部分 […]