2006年6月26日 / 最終更新日時 : 2006年6月26日 髭じいさん 髭じいさん 八俣の大蛇(8) -主役- 八股の大蛇を退治した人物について記す段取りとなった。『古事記』は「須佐之男命」で「スサノヲノミコト」とされ、『書紀』本文は「素戔嗚尊」で表記が異なるもののやはり「スサノヲノミコト」である。 だが、これは動かせない事実であ […]
2006年6月19日 / 最終更新日時 : 2006年6月19日 髭じいさん 髭じいさん 八俣の大蛇(7) -仮借ないし略体- 私は「八口」を「八囗」と解し「八國」とする説に賛同した。これは「囗」が「國」の略体であることを前提にしている。この他、略体については結構重要な場合がある。 高校で日本史を学んだ人であれば、「隅田八幡神社人物画像鏡銘」とい […]
2006年6月12日 / 最終更新日時 : 2006年6月12日 髭じいさん 髭じいさん 知ったかぶり 私の人生は、「知ったかぶり」の連続であった。よく知りもしないのに、すっかり知っているかのように話すのがもう習慣になってしまった。 若い時に知ったかぶりをし、間違いを指摘されて、体が熱くなり顔から火が出るような思いをしたこ […]
2006年6月5日 / 最終更新日時 : 2006年6月5日 髭じいさん 髭じいさん 旨すぎ 世は飽食の時代という。勝ち組と負け組がくっきり分かれて来たとは言っても、この国で餓死するものは殆どいないように見える。 食えるとなれば、可能な限りうまいものを食べたくなるのが人情である。同じ材料でも作り手の技量によって味 […]
2006年5月29日 / 最終更新日時 : 2006年5月29日 髭じいさん 髭じいさん スピードと思考回路 あらかじめ述べておくことがある。これはあくまで私の場合であって、一般化しようなどと考えているわけではない。 ここで言うスピードは、歩いたり、走ったり、乗り物に乗る時など移動のそれである。 私の能力からすると移動のスピード […]
2006年5月22日 / 最終更新日時 : 2006年5月22日 髭じいさん 髭じいさん 八俣の大蛇(6)-オロチの音義- 一応、「高志」が「越(こし)」に落ちつき、「越」にそれなりの実態があるとすれば、いよいよ「オロチ」に取り掛かる段取りである。 『書紀』では「大虵」と漢語表記されているが、『古事記』では「遠呂智」という仮名表 […]
2006年5月15日 / 最終更新日時 : 2006年5月15日 髭じいさん 髭じいさん 八俣の大蛇(5)-八俣のこと- 「八俣」はまた『書紀』で「八岐」と表記される。八俣は八つに分かれている意味で、俣が八つあるということではないらしい。 迂闊な私は、「俣」が八つなら頭は九つでよいではないかと考えてみたことがある。念頭に「九頭龍川」があった […]
2006年5月8日 / 最終更新日時 : 2006年5月8日 髭じいさん 髭じいさん エリート教育 昨今、公立学校でも小中一貫教育がぼつぼつ始っている。じっくり教育に取り組める利点がある。公立の中学校でいじめや荒れた環境にあるものを避けられそうだし、受験教育にも強いとなれば、競争が激しくなるというものだ。 中部圏にも無 […]
2006年5月1日 / 最終更新日時 : 2006年5月1日 髭じいさん 髭じいさん 負けず嫌い これから、私が「負けず嫌い」であるかどうかを書こうというのではない。ある若者が「負け嫌い」が正しいと私に難題を吹っかけてきたからである。私が「負けず嫌い」かどうか自分ではよく分からない。 争い事そのものをできるだけ避けよ […]
2006年4月24日 / 最終更新日時 : 2006年4月24日 髭じいさん 髭じいさん 空き家 私が住む郡上市八幡町は山間にあり、杉や檜で山が痛んでいることを考慮に入れても、自然に恵まれている土地柄である。 かつて隆盛であった繭の生産や、製糸、木材などの産業が相次いで衰退し、木工に過度の期待をかけることもできない状 […]