田舎の爺さん

ここでは田舎に住む私と、私の周りにいる爺さんという意味です。爺さんと言っても色々で、年齢だけでも身近に初老から百歳近い人までいるので一纏めに語ることができない。まして生活様式やら日常の認識まで含めれば十人十色になってしまう。まあ緩く考えていただきますように。

爺さんは、別に孫がおらずとも、単に男性の年寄りを指すこともあるから難しい。私の友人はいわゆる後期高齢者になってしまった人が多い。同窓の連中が定期で飲み会をやっていたようだが、今も続いているのだろうか。彼らに孫がいるのかどうか確かめていない。

ここでは孫がいる人を念頭に置いている。お盆で都会に出ている人が帰省してきた話をあちこちで聞く。子供が孫を連れてくるケースが多いが、中にはひ孫を連れて帰ってくるという話もある。

我々の世代にもなれば現役を退いて、余生を楽しんでいる人が多いと思われるでしょう。確かにそうなのだが、私の実感では、サラリーマンなどを勤め上げ厚生年金をしっかり確保した人が楽(らく)そうにしている印象がある。

若い時から職人や商売をやってきた人は色々で、いまでも現役で継続してやっている人もいるし、退いて国民年金の最低ラインで生活している人もいる。

農業を中心にやってきた人は、時代に翻弄されて、結構大変そうだ。まあ彼らにはお宝の不動産があるので、なんとかやっていけるのだろう。

年金を掛けていなくて、年をとっても徒手空拳で生活をしている人もいる。それぞれの人生なので、歎いてみても始まらない。

私の周りに元気のよい人がいる。六、七年前にもう十年は体を動かせるようにしたいと言っていたのに、未だにもう十年と言っている。欲張りだろうと思う反面、それだけ気力が充実して結構なことだ。

若い時にはバリバリ仕事をしていても、六十、七十となると段々体力がなくなっていく。七十を越すと、一年一年衰えて、体のどこかしら痛んでくる。かくのごとく寄る年波にあらがってもう十年と言う訳だから、尊敬に値する。

職人さんもいろいろなので一口には言えないけれども、十分に熟練し、今でも現役でやっている人がいる。生きて手が動く限り続けるという気概が見え隠れする。弟子を育てず、一代で終わらせるつもりの人が多いかもしれない。

又、新しく起業して建築関連の仕事をしている人もいる。物作りが好きなのかもしれない。仕事の量をセーブしながら結構楽しそうにやっている。

孫の長逗留で疲労困憊した話を聞くと、「孫が来て嬉しい、孫が帰って嬉しい」というあたりかもしれない。まあ色々だね。                                               髭じいさん

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