アテネ大会

オリンピック閉幕まであと4日を残すところとなった。現時点で、日本選手の成果は、金メダル15個、銀メダル8個、銅メダル10個と、戦後最多の獲得数となっている。そして、メダルの数以上に多くの感動を私たちに与えてくれている。ここで例を挙げなくとも読者の皆さんが一番よく感じている事だと思う。“プレッシャーに弱い日本人”なんてもう言わせない!理由は良く分からないが、プレッシャーを跳ね返すだけの自信を持ってそれぞれの競技に臨んでいた様子が覗えた。また、不本意な結果になった選手からは無念の気持ちを共有できた。普通の私たちとは違う、選ばれた選手たちの戦う姿は、オリンピックならではのものだと思う。メダルの数を数えて喜ぶだけでなく、参加した全ての国の選手たちの数だけ思いがあると思うと、与えてくれる思いはより深くなる。時期を得て、ベルリン大会のサッカーで優勝候補のスウェーデンを負かした日本チームの試合の様子をテレビが伝えていた。その場で観戦した人たちに感動を与えたものは、最後まで諦めない、正々堂々の戦いぶりだったと思う。ただ参加することに意味があるわけではない。

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