避難訓練

今朝避難訓練が行われた。各地で行われているので、この地区の動静を書くのも面白いかなと思う。
私個人の感想を言えば、今年は例年よりやや緊張感があったかな。この時期に行われるのは関東大震災の記憶を新たにするためだろうが、お盆の間にここらあたりでも大雨洪水警報のさ中に、避難準備情報が出されたことも記憶に新しい。
朝7時45分にサイレンがなり、避難開始。今年は班長になっていることもあり、結構気を使う。
班長はその班を構成するすべての家庭の安否確認をすることになっている。これが案外大変なのだ。それぞれの家にはそれぞれの事情がある。仕事に出る人あり、避難訓練を疑問視する人あり、病人ありなどさまざまだ。
各家庭に配布されている避難袋に黄色い旗が入っている。それぞれの家庭で、電気・ガスの元栓を確認し、すべて避難したことを表すための旗である。これが役に立った。
それぞれ事情はあるにしても、避難に関し各家庭で最終判断をしてもらえる。一回りして旗を確認すれば、大方の仕事は終わりである。そのあと旗の出ていない家庭を訪ね、人数の確認をすればよい。心配していたよりは、すんなり仕事をやり終えることができた。
安否確認の後、避難情報、避難勧告、避難指示の順に緊急性に違いがあることを教えてもらった。避難情報の時点で避難所の鍵があけられているという。
それ以前に、自主避難でも避難所が使えるそうだ。ただし、この場合は管理している人に頼んで開けてもらうか、鍵を借りるかになるらしい。
このあと消防訓練した。学校橋に近い班は、ホースが干せないので、消火栓から水を出すのみ。新橋に近い班は例年通り、放水訓練をした。
今回分かったことがある。わが町内には消火栓が四か所あり、我が班のそれが最も年季の入ったものだということ。別にどうということはないが、緊迫した場面で、ホースをつなぎ、放水するのは易しいことではない。ちなみに、最新のものは、既にホースが装着されて収納されていた。
訓練が終り、ほっとした。災害は無いに越したことはない。が、想定されている東南海地震は相当な確率で起こりそうだし、台風や大雨などによる洪水や土砂崩れなども身近に感じられる昨今である。
災害時に行政やボランティアが頼りになるのはありがたいことだが、やはり最も力になるのは近所の助け合いである。ぐだぐだ言わずに、それなりの仕事ができたと思う。朝晩の挨拶のみならず、普段の飾らぬ付き合いが欠かせないと感じた次第。

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