台風

台風十九号が上陸した夜中に書き始めている。関東を中心に深刻な被害が出ている模様で、進路に当たる東北にも警戒を呼び掛けている。言わば、災害のさなかに書き始めているから、不謹慎のそしりを免れないかもしれない。
報道によると、大型の台風で風雨共に強く、既にあちこちで土砂崩れが起き、川が氾濫するなど大きな被害が出ている。
今回の台風は強風域が広いだけでなく、この時期にしては大雨が長く続き、記録的な量になるそうな。
仕事が終わって帰宅した夜十時ごろ、あちこちでダムの緊急放水が行われ、下流域にあたる市町村へ警戒を促すような情報があった。
幸い今回岐阜は直撃を避けることができたが、それでも余波と思われる強風が吹いて、時折強い雨が降った。
夕方の段階では吉田川の水は澄んだままで、それほど増水していなかった。我が町内には赤谷川と乙姫川という小河川も流れており心配の種は尽きないが、幸い幾らか増水した程度で済んでいる。
十九号は相模湾から上陸し、北北東ないし北東へ進んでいるので関東から東北まで雨風共に心配な状況だそうだ。去年の今頃、郡上は台風による倒木で大規模な停電となり大騒ぎだった。雨風共に気になりながらも、周りが静まり始めたので眠りについた。
明けてみると、中部、関東から東北まで広範囲に被害が広がっており、ショックを受けた。死者、行方不明者の数が増えていくにつれて、少しずつボディーブローを受け、他人事に感じられなくなる。遠くにいて歯がゆい気がするが、被災された方にはお見舞いすると共に、十分英気を養って欲しい。
週末から山小屋にいた友人の話によると、夜になってから相当風が強くなったが、少なくとも小屋の周りで倒木はなかった。ただ、風の通り道になっている所は倒木の可能性があるとのことだった。道が塞がれると山を下りることができない。まだ確認できていないそうである。日曜日の段階で、郡上でも小規模ながら停電があった。原因は分からない。
これを書いている時点で、ラグビーの日本-スコットランド戦が決行されることなった。国際試合であるし、複雑な気分になっている。この災害に対し何らかの配慮があってよい。行われる以上、両チームがフェアーに能力の限りを尽くした試合になれば喜ばしい。日本が成長してヨーロッパの強豪と互角に戦えるというのは誇らしい。互いに尊敬できる関係は健全で、これからも多方面で育んでいきたいものだ。
本日、無事に下山した友人と大和の温泉へ行くことができた。

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