ふるさと祭
田舎ならどこでもありそうな催しである。先週は縁あって下(しも)の相生祭へ行ってきた。あいにくの雨模様で、朝から大変だったようだ。私は午後から顔を出したが、テントではできず、隣接する公民館の二階を借りて展示しているグループが多かった。各地で流儀が異なるので一概には言えないけれども、この辺りでは趣味のサークルやら町内会などが中心になって主催していることが多い。私は地元で囲碁普及を目指しているグループを応援しており、もとから行く予定にしていた。ところが雨がかなり強くて、スクーターで出かけることが出来ない。幸い、相生の友人が迎えに来てくれて参加できたという次第。雨にも関わらず、なかなか盛況で、なんだか頼もしかった。
そして今週が八幡というわけだ。近頃では日程が近づいてくるまで意識することがなくなっており、熱意が薄れてきたかなという感じ。
さすがに八幡でやるので、規模も大きい。ステージも設けられ様々な演目をやっているようだし、協賛している企業もそれぞれコーナーを設けて中々面白いことをやっている。姉妹都市になっている大野市などのブースもあり、婦人会やら趣味のサークルやらが食べ物を用意したり、ゲームをしたりしている。
ふと思い出した。地元の高校にある食品流通科や農業科のグループが出すテントが毎年人気だった。これまではジャムやヨ―グルトなどの食品やら、シクラメンの鉢を販売していたが今年の予定は知らない。
私は彼らの作るジャムのファンで、中でも梅や苺のジャムが好きである。原材料と砂糖だけで作られており他に何も混ぜ物がない。味やら品質も高い所で一定しており信頼に足る。
今年は、知り合いの子供たちがバザーをやるそうだ。全く内容は聞いていない。どうしても来てくれと言われている。その日の気分によって、行く気になるかどうか分からないので言葉を濁しておいた。近頃は観光客も多く、会場がごったかえすのであまり気乗りしない。
出かけてみれば、それなりに楽しいことが出てくる。普段めったに顏を合さない人と出会うことがある。何年も会っていない人だと、時間の経過を実感できたりもする。
逆に通り過ぎようとすると、思いがけず私の名前が呼ばれることもある。じっくり顔をみると、昔の付合いを思い出す。
別口からも週末に八幡でふるさと祭があると聞かされており、何だか重い腰を上げて行ってみようかなという気分になっている。
先週の相生祭はあいにくの雨だったのでふるさと祭も心配だが、果てどんなものだろう。 髭じいさん
