2023年1月30日 / 最終更新日時 : 2023年1月30日 髭じいさん 髭じいさん 「叱」と「𠮟」 ちょっと見ただけで違いの分かる人はすごい。どちらも口偏だが前の「叱」は匕首の「匕」に作るのに対し、後の「𠮟」は五六七の「七」に作る。実を言うと、書き順も音義も異なるれっきとした別字なのです。『説文』には「七」で作る「𠮟」 […]
2023年1月23日 / 最終更新日時 : 2023年1月23日 髭じいさん 髭じいさん 蜃気楼 私は「逃げ水」という言葉を全く知らなかった。夏場の道路を横切って水が流れているように見える現象で、それ自体は知っていたが、それを逃げ水と呼ぶことを知らなかった。目標にしていたことが近付いて見ると消えてしまい、又前方に現れ […]
2023年1月16日 / 最終更新日時 : 2023年1月29日 髭じいさん 髭じいさん 風邪を引きそうな夜 大したことではないが何となく自分の立ち位置が分かるような気がしたので、忘れない内に書いておこうと思う。昨夜は寒かった。仕事場で灯油が切れ、面倒だったので、しばらくそのままにしておいたのが伏線になっていた気がする。 近頃は […]
2023年1月9日 / 最終更新日時 : 2023年1月11日 髭じいさん 髭じいさん 正月 明けましておめでとうございます。何やかやあっても年が明ければ穏やかな気分になる。暮から正月にかけて、一週間コラムが休みになった。ここしばらく休まずに書き続けていたので、気楽な週末を過ごすことができた。その意味ではゆっくり […]
2022年12月26日 / 最終更新日時 : 2022年12月26日 髭じいさん 食 年越しそば 年末に餅つきの音がしなくなって久しい。近頃では機械でつくことも少なくなっているようだ。準備が大変だし、餅を丸めたり切ったりする手間も結構かかる。子供や孫も近くにいないし、居てもそんなに食べてくれないとしたらつくる元気もな […]
2022年12月19日 / 最終更新日時 : 2023年1月23日 髭じいさん 食 梅ジャム 若い時から甘いものが好きだった。途中酒に浸るようになって避ける時期があったものの、飲まなくなるとトンボ返りした。美味しいものが溢れているご時世、今回は私にとってのジャムを取り上げてみようと思う。 ジャムと言ってもいろいろ […]
2022年12月12日 / 最終更新日時 : 2022年12月12日 髭じいさん 髭じいさん 「室(むろ)の続き」(2) 前回は神武東征で「土雲」を襲う話と倭建(ヤマトタケル)が「熊曾」を討つ例をみてきた。どちらも天つ神系が土着の勢力を討つ形である。「大室」「御室」で宴する場を襲うことになっており、私はこれらを偶然とみていない。 「室」はそ […]
2022年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年12月5日 髭じいさん 髭じいさん 落ち葉 ほぼ毎日目にする桐の葉がざばっと落ちた。乙姫川という小さな川の左岸にあるもので、何本か並んでいる。数限りなく見ているのに実際何本あるのか確かめたことがないのに気づき、昨日数えてみたら五本だった。桐と言えば、我が家の裏手に […]
2022年11月28日 / 最終更新日時 : 2022年11月28日 髭じいさん 広域 「室(むろ)」の続き(1) 今年の正月(2022年1月31日)に書いた「室(むろ)」の続きである。前年の暮に行った温泉行は豊作で、様々な課題が生れた。その後も「室」の古い用例を探してきたが、ここでは『古事記』の用例を二つ示そうと思う。 1 「故 到 […]
2022年11月21日 / 最終更新日時 : 2022年11月21日 髭じいさん 髭じいさん 相津(あひづ) 会津は「あいづ」「あいず」いづれでも変換できる。「づ」「ず」は発音が区別できなくなって混じってしまったが、本来は「づ」である。だが郡上で「会津」は殆ど「かいつ」であって「あいづ」とは言わない。 『古事記』を読んでいて、「 […]