2024年12月1日 / 最終更新日時 : 2025年4月5日 髭じいさん 心象 さくさく 言葉にはそれぞれ意味が与えられているので、自分勝手に使ったところで分かってもらうのは難しい。私は「さくさく」という言葉を、枯れ葉を踏む音として認識してきた。乾いた枯れ葉を踏む音が脳裏に残っている。 改めて考えてみると、カ […]
2024年11月18日 / 最終更新日時 : 2024年11月18日 髭じいさん 点描 髪の毛が抜ける 題名からすれば、とうとうお前も禿げたかと考える向きが多いと思う。相当薄くなってきたのは確かだが、今回はさにあらず、抗がん剤を投与されて髪の毛が抜けたという話である。 碁を打っている仲間の一人が近ごろ顔を出さない。一ヶ月く […]
2024年11月4日 / 最終更新日時 : 2024年11月4日 髭じいさん 点描 猫アレルギー よんどころない事情で猫を預かることになった。数日前の事である。彼女は老猫と言ってよく、かなり大きい。最初は明らかに警戒している様子で、私とは距離をとっていた。私は自分から猫を触ろうとしないので、彼女も警戒を緩めなかったの […]
2024年10月21日 / 最終更新日時 : 2024年10月24日 髭じいさん 点描 郡上八幡の町家 長年住んでいるこの家は私の所有というわけではない。ちょっとした理由があって安い家賃で暮らせている。都会の人からすれば、中でも東京圏に住んでいる人なら、信じられないほどだろう。 ちょっとばかり我が家を説明しておくと、旧城下 […]
2024年9月30日 / 最終更新日時 : 2024年10月2日 髭じいさん 点描 認知症 私の歳にもなるとひしひし迫ってくる恐怖がある。私の母親は三十年ほど前に亡くなっており、晩年は認知症をわずらっていた。ここでもよく聞く話だが、ほんの数週間ほど前に普通に会話していた人が認知症を発症したと耳にした。 先週末友 […]
2024年9月16日 / 最終更新日時 : 2024年9月16日 髭じいさん 髭じいさん タイムマシーン さほど知識もないのに書く気になったのは、タイムマシーンがあって過去でも未来でも行けるとしても乗りたくないと言う子がいたからだ。子供なら元気を出してどちらかへ行きたいと言いそうなものなのに不思議な気がした。 私の理解では、 […]
2024年8月26日 / 最終更新日時 : 2024年8月27日 髭じいさん 食 ゴーヤ いつものように通り過ぎてしまった。老舗洋服屋の前にある無人販売所である。近頃その店は中の商品が凡て片付けられガランとしている。それでも大きめの発泡スチロール箱に野菜を入れた無人市は健在だ。おつりがある時にご主人と話した折 […]
2024年8月12日 / 最終更新日時 : 2024年8月16日 髭じいさん 経世 老いても かつて和良へ行く主要道路だった堀越を一人で登っていると、若い郵便局員が「この先に家はありませんよ」と言ってくれたことがある。その時には犬鳴川(いんなきがわ)を遡って、かつてあった氷たんぼの跡を見たいと思って出かけていた。 […]
2024年7月29日 / 最終更新日時 : 2024年8月1日 髭じいさん 髭じいさん 田舎町の葬式 午後一で表に出て自転車をこぎ始めると、隣家から長老たちが出てくる。珍しい組み合わせだったのでちょっとばかり驚く。私の顔を見るなり、声をひそめてご主人が亡くなったと言う。あまり具合がよくないと聞いてはいたが、実際になると、 […]
2024年7月1日 / 最終更新日時 : 2024年7月4日 髭じいさん 心象 大愚 梅雨のさなか、雨が降っているのにウグイスのさえずりが聞こえる。雨音でかすれているような気がするものの、若々しい気品のある鳴き声である。私は若い時からずっと愚かだと思ってきたが、どうやらそうではなかったらしい。 青年時代か […]