ひとりZABADAK
金曜日にひとりZABADAKのライブがあって、それからずっと酔っぱらい続けて、さきほど途方もない宿日酔いとともに現実世界に戻ってきました。
ひとりでするZABADAKは16年に及ぶZABADAKの歴史でも初めての出来事でした。最近購入したまっきんとっしゅのG4にも手伝ってもらいました。コンピュータを使ったライブはミュージシャンのなかでは同期ライブと呼ばれていて、僕の中ではわりと堅苦しい、というイメージがありました。デビュー間もない頃のZABADAKはスタジオでレコーディングされた音をそのままステージでも再現したいという考えに縛られており、たくさんのシンセサイザーを積み上げてコンピュータで走らせていました。その際、機械にテンポをあわせるためにみんなでヘッドホンを装着していました。カチカチというクリック音を聞きながら音楽をしておったわけです。とても音楽的でない環境だったことはまちがいありません。
それから十数年、僕とコンピュータのつきあいも長きにわたり、おたがいにすこしは気心も知れるようになったのかも知れません。昔のような少しでもずれようモノならただじゃおかない、というような緊張感はありません。まあ、ずれたらずれたで、おいおい合わせていけば良いんじゃない、というようなおおらかな空気が僕とコンピュータのあいだには流れていました。それでも、初めても試み、ということもあり、全18曲を終えたときには疲労も困憊の極みでありました。そしてビールのんまいこと!
とても楽しかったのでまたやりたいと思います。なにしろ人間は僕ひとりなので機械の皆さんをクルマに積んで日本中何処へでも行けるのがこのひとりZABADAKのいいところです。
追伸・・・
先日受けた役者としてのオーディションですが、
みごとにブチ落ちました。100年くらい早かったようです。