おやつ

田舎では、近所の者達が持ち寄った「漬物」をいろいろ評価しながら、お茶を飲むところが残っているらしい。私には、そんな経験はない。
おやつと言えば、まず十時と三時に職人などへ出すお菓子が思い浮かぶ。お茶を飲んで一息入れるのは、疲れを癒し、精神をリフレッシュするのに確かに必要だろう。
だがここで書こうとしているのは、私がそれこそ毎日不規則に食べる菓子の事である。三度の食事を摂っているのに、昼間のみならず夜遅くになっても、色々の菓子を食っている。目立って腹が出るまで、食っているのである。さすがに、ベルトが合わなくなり始めると、幾分か節制する。
なぜこんな卑しい生活をしているのか、いろいろ考えてみても、理由が分からない。精神が飢えているわけでも無かろうし、カロリーが足りないわけでもない。結局、私の精神が卑しいからではなかろうか。自分に厳格であれば、こんな風にはなるまい。自分に対する甘さが根源にあるのではないか。
最近では、かりんとうや梅鉢などの駄菓子、六方やあんこ入りの和菓子などがお気に入りである。これらと縁を切って高邁な精神を養うか、だらしが無い生活であっても無理をせず菓子を食うか、の選択はなかなか難しい。
ここでは、結論は出ない。なりゆきに任せよう。とりあえず、食いすぎて糖尿病をわずらうのも嫌だから、歳相応に量を加減して、卑しくはあってもおやつを食うだろう。
漬物でお茶というのもなかなか魅力があるね。

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