2008年9月29日 / 最終更新日時 : 2008年9月29日 髭じいさん 髭じいさん 金印(12) -「委奴國」は越系- 「蠻」が「南蠻」であり、『説文』入門(24)で「南蠻」が蛇種であることはおおよそ示せたと思う。これから「滇王」の印が蛇鈕だから「滇國」が「南蠻 它種」であり、金印も蛇鈕だから「南蠻 它種」を背 […]
2008年9月22日 / 最終更新日時 : 2008年9月22日 髭じいさん 髭じいさん 『説文』入門(24) -「鈕」- いわゆる志賀島の金印は、その仕様のみならず「漢委奴國王」という文面からも、後漢朝の官印である。従ってその材質や「璽・章・印」の表記のみならず、鈕の形にも制約がある。漢朝においては、鈕に何を象るかについても、厳密に決まって […]
2008年9月16日 / 最終更新日時 : 2008年9月16日 髭じいさん 髭じいさん 極楽トンボ 私は末っ子で、「おとんぼ」と呼ばれて育った。決して豊かな生活ではなかったが、兄姉が苦しんだことを経験せずに成長してこれたように思う。私は、少年期のころからリヤカーを引いても電柱にぶつかるなど気楽な性分で、「極楽トンボ」と […]
2008年9月8日 / 最終更新日時 : 2008年9月8日 髭じいさん 髭じいさん 金印(11) -「伊都國」- 金石から離れて軽々しく別の史料に言及し、古代史に首を突っ込むことが愚かだとは充分承知している。だが、金印の位置づけを試みるという意味で付き合ってほしい。 『魏書』東夷傳・倭人条には、「東南陸行五百里 到伊都國 官曰爾支 […]
2008年9月1日 / 最終更新日時 : 2008年9月1日 髭じいさん 髭じいさん 『説文』入門(23) -「至」と「到」- 「至」「到」は、意味がはっきりせず、私が苦手とする語の一つである。『説文』で「到」は至部にあり、『康煕字典』や『大漢和』などは刀部に分類する。音からすると『説文』の説をとりたい気がする。 「至」は「至 鳥飛從高下至地也」 […]