先週は盛沢山

先週はしんどいことも楽しいことも盛沢山だった。こうゆう場合、どう構成にするのか迷う。
ライフワークとしてやっている作業から振り返ってみる。私は自分が雑な人間だということを自覚している。それにしても、今週のミス発見は痛かった。基本の字形について考察が足りていないことが原因で、冷静に見れば、やり始めからずっと尾を引いている問題だった。それも周始めと周央に一つずつ見つかった。基本だから、問題があちこちへ波及する。これを一つ一つ追跡して手直ししなければならないから、延々と神経を使う作業をやらねばならなくなってしまった。
虱潰しのように訂正したけれども、根が深いので、こぼれ落ちた項目もあるに違いない。一通り終わればホッとするものだが、今回は気が遠くなるような気がした。
気づいていないなら脳天気にいられても、これからはいつも脳裏に刻んでいなければならない。殆ど誰にも相談しないでやっているのでこういうことはままある。としても、今回はダメージが大きく深かった。
好きでやり始めたものだし、自分へ愚痴をこぼすことも出来ない。これもまた楽しみと言えば楽しみかも知れないと考えることにした。
昨日のことだった。昼間碁を打っていると頭がいつもより余計にぼんやりして集中力を失ってしまった。ご心配なく。新型コロナウィルスに感染したのではなく、花粉症か認知症のせいだと思う。或いは碁仇の訃報を聞いて整理できなかったのだろうか。
週末になって、友人が完成した山小屋へ招待してくれた。朝電話があり、始めは八幡の喫茶店でコーヒーブレイクしようということなった。私を拾いに来てくれた時、天気が良かったからか彼の気が変わり、山小屋でコーヒーをご馳走してくれると言う。
私が小屋へ行くのは一年ぶりになるらしい。これについては腑に落ちなかったが、彼が言うには、日記を確認したので間違いないそうだ。
条件が良ければ、彼の山小屋から御岳山や中央アルプスが一望できる。この日は晴れていたので期待できるかもしれない。
前よりは整備できている林道を通って山小屋に着くと、心配していた霞もかかっておらず神々しい雪山を遠望できた。ずっと気になっている稚児山もその前に見える。人工物と言えば稚児山の頂上付近にある鉄塔が小さく見えるぐらい。
暖かだったのでウッドデッキに椅子を出し、だらしなく座って景色を堪能した。湯を沸かして温かいコーヒーを淹れてくれた。とっておきだったらしい。夕方までゆっくり話が続いたのは雰囲気が良かったのと彼の人生が豊かだからかもしれない。
明日は旧友が墓参りに八幡へ帰ってくる。会うのが楽しみだ。

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