2023年12月11日 / 最終更新日時 : 2024年5月4日 髭じいさん 郡上の地名 カタカナの地名 カタカナは漢籍や仏典を読むのにテニヲハや活用語尾などを送り、和語として読み易くするために使われてきた。近世、近代になると、ピアノやカルテなど、ヨーロッパなどの言語を借用するのに使われることが多くなった。これらの他にも、既 […]
2023年12月4日 / 最終更新日時 : 2024年5月5日 髭じいさん 髭じいさん 勝皿(かっさら)など この前、和良の語源を「蕨生(わらひふ)」とする点に触れたが、紙幅が足りず音変化について言及できなかった。今回はこれを補うと共に、傍証と見られる勝皿の例を取り上げてみたい。 「ひ」は「平(たひら)」が「たいら」になるなど「 […]
2023年11月20日 / 最終更新日時 : 2023年11月20日 髭じいさん 髭じいさん 瘡(かさ)と見られる笠地名 地名を歴史学の一分野へ昇華するのは、地名のついた時期がはっきりしないので大層難しい。しかし簡単に諦めるわけにはいかない。地名は現在でも使われているものを扱うことが多いので、しっかり配慮しないと、バッシングを受けることがあ […]
2023年11月6日 / 最終更新日時 : 2023年11月9日 髭じいさん 髭じいさん 和良(わら) ここのところ地名の話が多くなって、どうかなと思っている。頭が固くなってきたことは自覚できているし、他に触れてみたいテーマも結構ある。それなら色々やってみてから地名に戻ればよいではないかという意見もあるだろう。まあその通り […]
2023年10月30日 / 最終更新日時 : 2023年10月31日 髭じいさん 髭じいさん 瘡(かさ)と笠 瘡はかさぶたの「かさ」であって、本来笠とは関連が無いように見える。ところが地名に使われると「瘡」字は稀で、「笠」「傘」などに変換されるようだ。「かさ」が盛り上がって笠のようになることから語源が近いと考える説もあるが、今回 […]
2023年10月16日 / 最終更新日時 : 2023年10月16日 髭じいさん 髭じいさん かさがみ 人生が儚いというのは今時流行らないかもしれない。平均寿命が延び、八十で死んでもそれほど珍しくない。これだけ生きられれば何回失敗してもやり直せるし、視野を相当広げられそうだ。と言っても私はゴールへ近づいているのにそうはなら […]
2023年10月9日 / 最終更新日時 : 2023年10月9日 髭じいさん 郡上の地名 麻生(あさふ) 前に郡上の洲河(すごう)などを検証した時、原形を「菅生(すがふ)」ではないかと考えたことがある。長年この反例を求めてきたが、響くものが無いので、今でも変わらない仮説だ。 今回も他の用例を引いて、少しばかり揺さぶってみよう […]
2023年10月2日 / 最終更新日時 : 2023年10月30日 髭じいさん 広域 井光(いかり) 旧吉野郡川上村に「井光(いかり)」と読む大字がある。近頃、奈良県の風呂地名を考えた際、手持ちの資料に出ていた。『古事記』中卷神武天皇の段に出てくる「其井有光」と関連しそうだなと感じていたが暫く温めておいた。今回、少しまと […]
2023年9月18日 / 最終更新日時 : 2023年9月18日 髭じいさん 広域 風呂(2) 前々回、奈良県吉野を中心とする風呂地名を紹介した。殊更私が取り上げるのも分を過ぎた行為だが、これまでの経緯があるのでご容赦願いたい。 フロの語源として室(ムロ)という意見を採用した。これから、ムロ-ブロ-フロの経過を経て […]
2023年9月4日 / 最終更新日時 : 2023年9月4日 髭じいさん 広域 風呂(1) 振り返ってみれば、特に若い時、私は好んで風呂に入る人ではなかった。夏場ならぬるいシャワーで十分だし、冬場ならわざわざ暖かいところから抜け出した上に、服を脱いで、そして湯につかるという一連が面倒だった。とは言っても、こちら […]