『ひとこと+ っ』が使われるとき。

「あっ」熱いモノに触れたとき、大事なモノを忘れたとき、いい虫を見つけたとき、など様々な場面で。「いっ」イラガの幼虫に触れたりして痛い思いをしたとき。ハブに噛まれたり、の本格的な場合にはあまり用いない。「うっ」みぞおちあたりにパンチをくらったとき、急な吐き気、等のとき。「えっ」自分の考えとは異なった意外な事態に出くわしたとき。「おっ」すこしいい虫を見つけたとき。美味そうなメシが出てきたとき。「かっ」映画監督がカットをプロっぽく言うとき。お坊さんが喝を入れるとき。「きっ」女性が不愉快な思いをしたときに発する威嚇音。「くっ」みぞおちあたりにパンチをくらったとき。うっよりも痛い。「けっ」軽蔑も露わに吐き出される言葉。「こっ」ものすごく素晴らしいモノ、ものすごくむごいモノを見たとき。「これは」が続く。カウベルの音。「さっ」素早い動き。「しっ」聞かれてはまずいとき。「すっ」素通り。「せっ」呼吸を合わせて少し重いモノを運ぶとき。「そっ」こっそりと何かを置く。「たっ」木の枝から別の木の枝に飛び移るとき。「ちっ」苦々しく舌打ち。「つっ」包丁を使っていて指などを切ってしまったとき。「てっ」山梨県でコドモが呆れた行いをしたとき、主におばさんが発する。優れた行為に対しても使う。「とっ」投げた五寸釘が木の柱に刺さる音。「なっ」「なんてえことを、しやがるんでえ」の前につく音。「にっ」ほくそ笑み。「ぬっ」大きなモノが突然現れるとき。「ねっ」なかば強制的に同意を求めるとき。「のっ」海でなまこを踏んづけたとき。「はっ」POLANDという曲の中に出てくる気合いの入った掛け声。気合いを入れすぎるとしばしばむせる。「ひっ」首筋に刃物をあてがわれたとき、ズボンをめくって血をたっぷり吸ったヒルを発見したとき。「ふっ」諦めたとき。蝋燭を消すとき。「へっ」へっちゃらなようすを表現したいとき。モノを知らない下町の江戸っ子が大家さんに何かを教えてもらったとき。「ほっ」安心。お茶を飲むとき。「まっ」コドモがものすごく服を汚して帰ってきたときお母さんが主に使う。オジサンが席をすすめる場面でも。「みっ」ミンミンゼミが何かに驚き急に鳴き止むとき。真剣に何かを見るとき。「むっ」不愉快なとき。「めっ」コドモを叱るとき。イメージとしてあるけれど、実際に使う人はあまり見たことがない。「もっ」大盛りのゴハンにたじろぐとき。「やっ」やっつけるとき。でも弱いのであまりダメージを与えられない。拒絶にも。「ゆっ」力一杯くつろぐとき。「よっ」軽い荷物を持ち上げるとき。軽い人気者にかける軽い激励。大統領にはあまり使わない。「らっ」がらっと場面が変わるとき。ちんぴらの「こらっ!」。「りっ」小さな生き物が懸命に生きている様子。「るっ」ぬかるんだ土の上で足を滑らせる様子。「れっ」自分のやって来たことが全然間違っていたことに気付いたとき。「ろっ」ロックで行こう!と思ったとたん無力感に遅われた様子。「わっ」脅かすとき、驚いたとき、驚かされたとき。「をっ」オオクワガタを見つけたとき。まだ経験はないけれど。「んっ」疑問を抱いたとき。多くのお父さんが奥さんの問いかけに答えるとき。