2009年2月23日 / 最終更新日時 : 2009年2月23日 髭じいさん 髭じいさん 金印(17) -『梁職貢圖』- 『梁職貢圖』という史料がある。異説もあるが、今のところ蕭繹が荊州刺史として在任中であった526年から539年の間に、諸国の外交使節を自ら描いたものと考えている。彼は後に梁朝の元帝となる人物だから、勿論公式なもので、同時代 […]
2009年2月17日 / 最終更新日時 : 2009年2月17日 髭じいさん 髭じいさん 三段論法 論理を金科玉条として仮説を組み立てることの空しさは、身にしみて分かっている。なのに、よくよく考えるとまたもや不用意に使っていることに気がついた。 だいたい理屈なんてものは、実際に汗をかくことに比べれば、役には立たんものだ […]
2009年2月9日 / 最終更新日時 : 2009年2月9日 髭じいさん 髭じいさん 金印(16) -『梁書』で途切れること- 前回は『宋書』と『隋書』の倭國条に大きな落差があることを指摘し、その中で仏教が伝来することで文字が使われるようになったとする『隋書』の記事を史実とみて、六世紀前半に倭国の主たる勢力に交代があったと推定した。 今回はこれか […]
2009年2月2日 / 最終更新日時 : 2009年2月2日 髭じいさん 髭じいさん 金印(15) -落差- このシリーズを締めくくるかどうか苦慮している。金印は列島史の基盤になる史料であり、更に情報を搾り出すのが筋ではあるが、私自身の力不足に加え、コラムという制約がある。 また今回はテーマから離れそうで心苦しいが、金印に関連し […]