2009年3月30日 / 最終更新日時 : 2009年3月30日 髭じいさん 髭じいさん 金印(19) -六世紀の国家論- 六世紀前半にあったと思われる旧委奴国系への政権交代が、どのような性格であったかを国家の視点から考えてみようという試みである。 金印(18)で「磐井の乱」を史実とし、越系が五王系を破った騒乱であると定義した。その中で、継体 […]
2009年3月23日 / 最終更新日時 : 2009年3月23日 髭じいさん 髭じいさん 朝三暮四 私は、何かを書こうかなと思うときには、しばらく頭を空っぽの状態にしておく。何かが引っかかるのを待つのだが、うまく焦点が合う時もあるし、合わない時もある。焦点が合ったから気に入るものが書けるわけでもないし、とりとめも無い書 […]
2009年3月16日 / 最終更新日時 : 2009年3月16日 髭じいさん 髭じいさん 『説文』入門(28) -「衙頭」- 「筑後國風土記」逸文に漢語ないし漢語風の用語があり、これを「筑紫君-磐井」が倭王武かまたは彼の系譜をひくと考える根拠の一つに挙げた。今回はそのうち、「衙頭」を取り上げてみたい。 『説文』では「衙 衙衙 行皃 从行 吾聲」 […]
2009年3月9日 / 最終更新日時 : 2009年3月9日 髭じいさん 髭じいさん 金印(18) -「磐井の乱」- 前回、ほぼ526年から539年の間に完成された『梁職貢圖』に旧委奴国系倭人の国使が描かれていると推定し、おおよそこの間に倭国で主たる勢力に交代があったと考えた。 この時期これに対応しそうな騒擾として「磐井の乱」を取り上げ […]
2009年3月2日 / 最終更新日時 : 2009年3月2日 髭じいさん 髭じいさん ルーペ 同世代の友人は、新聞や雑誌を見る時に、殆ど老眼鏡を使っている。どうしたことか、私は最近までしっかり見えており、老眼鏡が要るとは感じてこなかった。 ところが、ここしばらく、字画の多い漢字を読むことが難しくなってきたのである […]