2025年3月17日 / 最終更新日時 : 2025年3月17日 髭じいさん 広域 クナ 何のことなのか特定できる人はすごい。私にとっては何年も取り組んでいるテーマなのに、用例が少ないので手こずっている地名である。クナは地方によって多少違いがあるにしても、焼き畑一年目の「アラキ」等に対して、二年目或いは三年目 […]
2025年3月3日 / 最終更新日時 : 2025年3月3日 髭じいさん 広域 荒城(あらき) 飛騨の旧吉城郡はもと荒城郡と称されていた。アラキは草木を焼いた後の一年目にあたる畑を言う。これは岐阜県のみならず広い範囲で使われている用語らしく、辞書にもそのように載っている。ところがアラキはこの他の意味に使われることも […]
2025年2月17日 / 最終更新日時 : 2025年3月11日 髭じいさん 広域 焼(ヤケ)について 焼畑に関連する地名の続きです。まず「焼畑」をどう読むでしょうか。多くは「焼き畑」と「き」をおくり「畑」を「はた」と考えるのではないでしょうか。またこれに似た「やきばた」と直感した人がいるかも知れません。 この「焼き」は「 […]
2025年2月3日 / 最終更新日時 : 2025年2月3日 髭じいさん 広域 ナギ 郡上では焼き畑をナギと呼ぶことが多い。飛騨地区においても同じである。これは草木を「薙ぎはらう」「薙ぎ倒す」の「薙ぎ」に由来しているようにみえる。焼き畑を始めるにあたって、まず最初にやる作業がその名を代表していることになる […]
2025年1月20日 / 最終更新日時 : 2025年2月4日 髭じいさん 郡上の地名 鹿倉(かくら)の語源 郡上市和良の地名である。以前この場で語源を少し考えてみたことがある。日付が2017年7月3日となっていて、読み返してみるとその時の気分が蘇ってきた。定説になりかけている「狩り倉」だけでなく、「河(かは)倉」も考えられるで […]
2025年1月6日 / 最終更新日時 : 2025年1月6日 髭じいさん 広域 春木場(はるきば) 新年あけましておめでとうございます。幸い三が日、ぐずついた時があったものの、それほど雪も降らずに穏やかな滑り出しである。今年は帰郷組が殆どいなくて寂しいと言えば寂しいが、静かな正月を過ごした。これはこれでよい。 新春とい […]
2024年12月23日 / 最終更新日時 : 2024年12月23日 髭じいさん 広域 ひぼら 題を平仮名にしたのには意味がある。地名は漢字で表記されるのが普通で、難解地名などが平仮名やカタカナを当てられる。かくして、漢字で記されている場合は本来の意味がそこに表れていると解釈されやすい。確かに、伝承された地名がそれ […]
2024年12月9日 / 最終更新日時 : 2024年12月9日 髭じいさん 広域 ソリ このところ、頭に毛が無いだとかハゲだとか書いてきた。自分の頭を気にして書いたわけではないが、潜在的な意識が外に出てきたように感じて面白い。偶然とはいえ、今回も頭の一部に関連しそうで不思議な気分だ。 郡上八幡小那比に「曽利 […]
2024年11月25日 / 最終更新日時 : 2024年11月25日 髭じいさん 広域 はげ 「はげ」の語源は「剝ぐ」らしく、その連用形が名詞なったと言う。「皮を剝ぐ」等から考えると、毛を剝いで皮膚が露わになった状態をいうようになったのだろうか。毛髪が抜け落ちる場合は「禿」と言う字を当てる。この辺りの地名となると […]
2024年11月11日 / 最終更新日時 : 2024年11月11日 髭じいさん 広域 曽のつく地名 明宝地区にある水沢上(みぞれ)から出発して、少なくとも岐阜県では「沢」を「そ」と読まれることが多いことを示してきた。更に「平曽」「味曽」「木曽」などの「曽」が「沢(ソ)」からも解釈できると考えた。 これらの他にも「曽」の […]