2023年5月22日 / 最終更新日時 : 2023年5月22日 髭じいさん 郡上の地名 栃の話 私が栃を認識するようになったのは、大学に入って山登りをするようになってからだ。それまでは植物名としていくらか知識がある程度で、実際にはそれとして見たこともなかった気がする。徳本(とくごう)峠へ近づくにつれ、七曲りだかの苦 […]
2023年5月15日 / 最終更新日時 : 2023年6月14日 髭じいさん 郡上の地名 場のつく地名拾遺 前回ランダバという小字を取り上げてみた。郡上では、ラ行で始まる地名は四五六の六やロクロに関連しそうなものを除いてほぼ無いと言ってよかろう。古いとすれば仏教と関連するかも知れない。他に例がないのだから、じっくり取り組むより […]
2023年5月8日 / 最終更新日時 : 2023年5月8日 髭じいさん 髭じいさん 場のつく地名 今回は郡上における「場」のつく地名を取り上げ、幾つかの面を楽しんでいこうと思う。洞(ほら)や平(ひら、たいら)などはまだ十分に解明できていないのに対し、場(ば)は結構戦える気がする。 場と言えばまず馬場(バンば)が思い浮 […]
2023年4月17日 / 最終更新日時 : 2023年4月17日 髭じいさん 郡上古代史 京塚 京塚山は天気が良ければ毎朝眺めている山で、又高尾山と呼ばれることがある。京塚は八幡町市島の小字。これについては先行の研究があり、その結論は「佳名を選んだのか、京都とのつながりを強調するのか京塚と書くが、経文を埋めた塚であ […]
2023年3月20日 / 最終更新日時 : 2023年3月20日 髭じいさん 髭じいさん 社良(しゃら)下 前回は「社良(シャラ)」と「皿(さら)」が異なると解釈してきた。鮭が関西方言で「シャケ」、東部方言で「サケ」だから「シャ」「サ」が通じるとも解せるが、地域の地名を両用するとは考えにくい。 今回は「社良(シャラ)」に焦点を […]
2023年3月13日 / 最終更新日時 : 2023年3月13日 髭じいさん 髭じいさん 社良(しゃら)上 もう彼岸に渡ってしまった友人が存命中、「小駄良に上社良、中社良という字があるが、語源とか意味とかお前さん分かるかな」と尋ねてきたことがあった。突然のことで、何のことかさっぱり分からず、その時はしっぽをまく他なかった。 頭 […]
2023年2月27日 / 最終更新日時 : 2023年2月27日 髭じいさん 髭じいさん 雲京(うんきょう) しばらく地名の話が続いてしまう。興味のない人も自分の出身地ぐらいは気になるだろうから、その続きとして楽しんでもらいたい。郡上から遠く離れた人も旅気分で、参考にしてもらえれば嬉しい。 地元の長老に聞くと、「くも-キョウ」と […]
2023年2月20日 / 最終更新日時 : 2023年2月20日 髭じいさん 髭じいさん ヒガンデ ヒガンデを地名と言えば、どう感じるだろうか。自分の知っている中でこれに関連しそうな言葉を上げて見た。ヒガンなら春秋の彼岸だろう。だが彼岸の入りは耳慣れていても、彼岸の出とは聞かない。こちらの岸とあちらの岸と言う意味で彼岸 […]
2023年2月13日 / 最終更新日時 : 2023年2月13日 髭じいさん 髭じいさん 難解な地名(下) 地名は国家などに指導されてつけられることがあるものの、地方においては地元に暮らす者たちが地形やら印象の残る事象をもとに呼びならわすことが多い。従って現在意味不明となっている所も、何らかの伝承が残っていたり、じっくり周りの […]
2023年2月6日 / 最終更新日時 : 2023年2月6日 髭じいさん 髭じいさん 小駄良 郡上節の「かわさき」に「嫁をおくれよ戒仏薬師 小駄良三里に無い嫁を」という文句がある。この他にも「小駄良才平と酒だると」で登場する。今回は地名として小駄良を取り上げてみたい。 郡上へ来るようになった始めから小駄良とは関わ […]