2023年10月30日 / 最終更新日時 : 2024年5月12日 髭じいさん 髭じいさん 瘡(かさ)と笠 瘡はかさぶたの「かさ」であって、本来笠とは関連が無いように見える。ところが地名に使われると「瘡」字は稀で、「笠」「傘」などに変換されるようだ。「かさ」が盛り上がって笠のようになることから語源が近いと考える説もあるが、今回 […]
2023年10月16日 / 最終更新日時 : 2024年5月16日 髭じいさん 髭じいさん かさがみ 人生が儚いというのは今時流行らないかもしれない。平均寿命が延び、八十で死んでもそれほど珍しくない。これだけ生きられれば何回失敗してもやり直せるし、視野を相当広げられそうだ。と言っても私はゴールへ近づいているのにそうはなら […]
2023年10月9日 / 最終更新日時 : 2024年5月20日 髭じいさん 郡上の地名 麻生(あさふ) 前に郡上の洲河(すごう)などを検証した時、原形を「菅生(すがふ)」ではないかと考えたことがある。長年この反例を求めてきたが、響くものが無いので、今でも変わらない仮説だ。 今回も他の用例を引いて、少しばかり揺さぶってみよう […]
2023年10月2日 / 最終更新日時 : 2024年5月18日 髭じいさん 広域 井光(いかり) 旧吉野郡川上村に「井光(いかり)」と読む大字がある。近頃、奈良県の風呂地名を考えた際、手持ちの資料に出ていた。『古事記』中卷神武天皇の段に出てくる「其井有光」と関連しそうだなと感じていたが暫く温めておいた。今回、少しまと […]
2023年9月18日 / 最終更新日時 : 2024年5月21日 髭じいさん 広域 風呂(2) 前々回、奈良県吉野を中心とする風呂地名を紹介した。殊更私が取り上げるのも分を過ぎた行為だが、これまでの経緯があるのでご容赦願いたい。 フロの語源として室(ムロ)という意見を採用した。これから、ムロ-ブロ-フロの経過を経て […]
2023年9月4日 / 最終更新日時 : 2024年6月2日 髭じいさん 広域 風呂(1) 振り返ってみれば、特に若い時、私は好んで風呂に入る人ではなかった。夏場ならぬるいシャワーで十分だし、冬場ならわざわざ暖かいところから抜け出した上に、服を脱いで、そして湯につかるという一連が面倒だった。とは言っても、こちら […]
2023年8月21日 / 最終更新日時 : 2024年6月5日 髭じいさん 髭じいさん 比丘尼など 多少余裕のあった一時期を除けば、私の一生は貧乏神が離れずついて回った。貧にいて道を楽しむとまではいかないとしても、何かにつけ貪ることが少なかったからか、気楽な人生だったとは言えそうだ。 「貧」という字を取り上げてみよう。 […]
2023年8月14日 / 最終更新日時 : 2024年6月6日 髭じいさん 髭じいさん 那比 天気が良ければ、毎週那比の喫茶店へ通っている。どうかすると雪の降る冬場でも、路面に雪が無さそうならバイクで出かける。車ならまだしもバイクとなると結構不安がある。こんなことまでして出かける歳でもなくなってきた。そろそろ限界 […]
2023年7月31日 / 最終更新日時 : 2024年6月12日 髭じいさん 郡上の地名 尻の対義 四足の動物を上から見れば、頭と尻ないし首と尻が対比されて分かりよい。頭と首は同じとは言えないが、漢語でも和語でも結構通じることがある。 今回は、野尻と野首ではどうやら「首」と「尻」が対比されているとしても、これ以外では対 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年6月20日 髭じいさん 広域 垣内(かいと) 中濃の郡上に住んでいると垣内を「かいと」と呼ぶことはなく、しっくりこない意味がある。ところが飛騨地区では「かいと」が一般的だし、一部揖斐などでも見られるようだ。よく調べて見ると、奈良県では「垣内」と書いて殆んど「かいと」 […]