2025年2月3日 / 最終更新日時 : 2025年2月3日 髭じいさん 広域 ナギ 郡上では焼き畑をナギと呼ぶことが多い。飛騨地区においても同じである。これは草木を「薙ぎはらう」「薙ぎ倒す」の「薙ぎ」に由来しているようにみえる。焼き畑を始めるにあたって、まず最初にやる作業がその名を代表していることになる […]
2025年1月20日 / 最終更新日時 : 2025年2月4日 髭じいさん 郡上の地名 鹿倉(かくら)の語源 郡上市和良の地名である。以前この場で語源を少し考えてみたことがある。日付が2017年7月3日となっていて、読み返してみるとその時の気分が蘇ってきた。定説になりかけている「狩り倉」だけでなく、「河(かは)倉」も考えられるで […]
2025年1月6日 / 最終更新日時 : 2025年1月6日 髭じいさん 広域 春木場(はるきば) 新年あけましておめでとうございます。幸い三が日、ぐずついた時があったものの、それほど雪も降らずに穏やかな滑り出しである。今年は帰郷組が殆どいなくて寂しいと言えば寂しいが、静かな正月を過ごした。これはこれでよい。 新春とい […]
2024年12月23日 / 最終更新日時 : 2024年12月23日 髭じいさん 広域 ひぼら 題を平仮名にしたのには意味がある。地名は漢字で表記されるのが普通で、難解地名などが平仮名やカタカナを当てられる。かくして、漢字で記されている場合は本来の意味がそこに表れていると解釈されやすい。確かに、伝承された地名がそれ […]
2024年12月9日 / 最終更新日時 : 2024年12月9日 髭じいさん 広域 ソリ このところ、頭に毛が無いだとかハゲだとか書いてきた。自分の頭を気にして書いたわけではないが、潜在的な意識が外に出てきたように感じて面白い。偶然とはいえ、今回も頭の一部に関連しそうで不思議な気分だ。 郡上八幡小那比に「曽利 […]
2024年11月25日 / 最終更新日時 : 2024年11月25日 髭じいさん 広域 はげ 「はげ」の語源は「剝ぐ」らしく、その連用形が名詞なったと言う。「皮を剝ぐ」等から考えると、毛を剝いで皮膚が露わになった状態をいうようになったのだろうか。毛髪が抜け落ちる場合は「禿」と言う字を当てる。この辺りの地名となると […]
2024年11月11日 / 最終更新日時 : 2024年11月11日 髭じいさん 広域 曽のつく地名 明宝地区にある水沢上(みぞれ)から出発して、少なくとも岐阜県では「沢」を「そ」と読まれることが多いことを示してきた。更に「平曽」「味曽」「木曽」などの「曽」が「沢(ソ)」からも解釈できると考えた。 これらの他にも「曽」の […]
2024年10月28日 / 最終更新日時 : 2024年11月2日 髭じいさん 広域 ひら これまで継続してやって来たのに、手ごたえのない地名がまだまだ沢山ある。地名は文化遺産なので、さまざまな観点から仮説をたて、議論を重ねる必要がある。「平(ひら)」について言えば岐阜県だけでもかなりの用法があり、これの意味や […]
2024年10月14日 / 最終更新日時 : 2024年10月14日 髭じいさん 郡上の地名 「そら」の語源 語源を特定するのは難しい。文献から用例を揃え、古きを遡っていくのが常道である。だがこれでも十分とは言えない。用例間の溝を埋められないことも多い。地名はその土地に刻まれた歴史そのものであり、文献では埋まらない隙間を繫ぐこと […]
2024年10月7日 / 最終更新日時 : 2024年10月7日 髭じいさん 広域 そら 近所に住んでいる幼児がおり、「そら」と名付けられている。平仮名で「そら」である。彼女はちょっと恥ずかしがりやだが、元気な子で、家の前を通ると元気がもらえそうな気がする。私はその名前も気に入っている。ただ何故平仮名にしたの […]