鉄腕アトム
♪空を越えて ラララ 星の彼方 行くぞアトム ジェットのかぎり 心やさし ラララ 科学の子 叙恃n力だ 鉄腕アトム・・・・・作詞谷川俊太郎、作曲高井達雄の主題歌で始まる鉄腕アトムは昭和38年元旦からTVアニメが放映され、昭和41年大晦日の最終回まで続いた。アトムが漫画として始めて世に出たのは昭和26年、月間誌「少年」4月号の「アトム大使」である。1年間連載された後「鉄腕アトム」となって昭和43年3月号まで17年間連載された。「アトム」を創造したのは言うまでもないが、手塚治虫である。戦後の漫画界は彼を中心に黄金期を迎え、今日、宮崎 駿に代浮ウれる、日本の世界に誇るアニメの源流となった。また、彼の「ときわ荘」は、さながら「梁山泊」のごとく、漫画界のキラ星を生み出した。▲筆者は団塊の世代の人間で、雑誌「少年」などから、最も大切な多くのものを学んだ気がする。学校で学ぶ事とは異なる、子どもにとっての生きる力の様なものかも知れない。筆者にとって当時「科学」とは算数や理科というより、「夢と冒険」の象徴であった。「エネルギー」と言う言葉を知った最初でもあった。▲今週の月曜日から”BSまるごと大全集「鉄腕アトム」”が4夜連続放送された。楽しまれた方も多いと思う。そしてその締めくくりとして、4月7日BSとNHKで7時間まとめて放送される。NHKの回し者ではないが、ぜひ見ることをお勧めしたい。そして子ども時代の初心を思い出してほしい。現役の少年少女諸君にとっては、「未来」を感じてほしい。