郡上『私の罪は三千年』ライブ
9月7日、毎年恒例にいつの間にかなりつつある照明寺でのライブを行いました。だんだん規模が大きくなってきてしまい、また初めの頃の檀家さん相手の小さなライブにしようか、などという意見もあったようなのです。しかし住職の「やっぱりみんなに声かけようよ」の一言で去年よりさらに規模が大きくなってしまいました。今年は更に軽食や飲み物なども用意されていたようです。庭にしつらえられたちょっとしたカフェのような場所でおいしそうにビールなどを飲んでいる人々を本番前の僕がうらめしそうに眺めていたことを知るヒトはあまりいないでしょう。
暑い日でしたが、さすがに9月に入って乾燥していたのでしょうか?盛夏のライブでは川で溺れでもしたかのように汗でじゃぶじゃぶになってしまう僕ですが、少量の発汗に押さえることが出来ました。しかし予定していた曲を終えてもなにか物足りないモノを感じて、やはり最後に思いっきりギターをかき鳴らす曲を追加しました。一曲でいつものように大汗をかきました。これでおいしいビールを僕も飲めるというものです。
その後、檀家さんや一部のファンの皆さんも巻き込んでの大宴会に突入しました。四時からのライブだったので時間はたっぷりあります。僕にとってここでのゆっくりした打ち上げは人生で一番好きな時間のひとつであります。みんなそれぞれに勝手気ままに語り合ったり、笑い合ったりしているのを見ながら飲んでいると、心が少し体を離れるような感覚がやって来ます。子供の頃遠足か何かに行って、非日常の中でみんなと遊んでいると幸せすぎて現実感を失うようなことがありました。それととてもよく似た感じです。おしゃべりや笑い声に少し短めのエコーがかかって、それに包まれながら僕はひそかにとっても幸せでした。