2008年2月25日 / 最終更新日時 : 2008年2月25日 髭じいさん 髭じいさん 『説文』入門(17) -「乙」な話(下)- 今回は、「乙」の義を中心に考えてみよう。仮借字といえども、和語の意味を考慮して字形を択んだとも考えられる。 『説文』は「乙は甲を承け」とあるから、「乙」には「甲」に次ぐ意味があるのは間違いない。 『古事記』では、日子坐王 […]
2008年2月18日 / 最終更新日時 : 2008年2月18日 髭じいさん 髭じいさん すきま風 記憶に間違いなければ、この家は明治の初年に建てられたものである。古い家の事だから、少々隙間風があっても文句はいえない。 私は、この家の土台の構造が気に入っている。今風にコンクリートで基礎をうったものではなく、しっかり土を […]
2008年2月12日 / 最終更新日時 : 2008年2月12日 髭じいさん 髭じいさん 人物画像鏡(23) -顕宗天皇以前- 紀記共に顕宗天皇の前は清寧天皇ということになっている。『古事記』によれば、清寧王の死後、飯豊王が葛城の忍海の高木の角刺宮に「坐」したという。王位に即いたのである。これが『日本書紀』では、皇太子の億計王と弘計王が王位を譲り […]
2008年2月4日 / 最終更新日時 : 2008年2月4日 髭じいさん 髭じいさん 『説文』入門(16) -「乙」な話(中)- 前回は「乙」に関し音を中心に、『廣韻』の「於筆切」の「於」に[w]系統と[y]系統があり、前者に注目している点を書いた。今回は本居宣長説を紹介し、それぞれを位置づけしたい。 万葉仮名では、「意」「於」「乙」が同じ系統とさ […]