2008年6月30日 / 最終更新日時 : 2008年6月30日 髭じいさん 髭じいさん 小さな食物連鎖 我が家の庭に手水鉢がある。かなりしっかりしたもので、恐らくこの家が建てられた明治初年から置いてあるのではなかろうか。上下水の完備した今ではもう実際には使っていないが、狭い庭の中では確かな存在感がある。 今朝から雨が降って […]
2008年6月23日 / 最終更新日時 : 2008年6月23日 髭じいさん 髭じいさん 『説文』入門(20) -「奴」と「那」について- 「奴」を「ナ」と読む根拠が薄いことを述べてきた。列島史の骨格にあたるところだから、もう少し付き合ってもらいたい。 既に「奴」を見ていただいたので「那」を引用すべきところであるが、『説文』にはそれとして「那」が見当たらず、 […]
2008年6月16日 / 最終更新日時 : 2008年6月16日 髭じいさん 髭じいさん 金印(7) -二つの「倭國」- 今回は「倭國」を取り上げてみよう。『後漢書』東夷傳倭条に「倭國」が三例ある。私は二通りの意味合いがあると解しており、これについて考えてみようという趣向である。音を入れてみたので混乱するかもしれない。 1 「建武中元二年 […]
2008年6月10日 / 最終更新日時 : 2008年6月10日 髭じいさん 髭じいさん 貧乏閑なし 私は、金より閑を優先してきた。だからという訳でもなかろうが、若いときからずっと貧乏で、これが当たり前になってしまい、あまり貧乏を実感したことがない。 梅雨も近づき、家のあちこちにカビが目立つようになってきた。閉め切ると匂 […]
2008年6月2日 / 最終更新日時 : 2008年6月2日 髭じいさん 髭じいさん 金印(6) -「委奴國」- これまで音義ともに「委奴」を「委-奴」と読む根拠が薄いと考えてきたが、これが定説であることに敬意を表し、更に用例を検討してみよう。 中国が諸蛮などの長に与えた印文は、殆どすべて「中国国号-与えられる側の国号-中国官名-璽 […]