2006年10月30日 / 最終更新日時 : 2006年10月30日 髭じいさん 髭じいさん 白山奥院(10) -ヴェトナムとの比較- 音韻の基本を誤り、早々に構想がもろくも崩れかけている。ここら辺りで整理しておく必要がありそうだ。 「越南知」は「南」が古音に遡っても「ナム」であるから、「ヲナンチ」ではなく、「ヲナムチ」と復元すべきであった。 『日本書紀 […]
2006年10月26日 / 最終更新日時 : 2006年10月26日 髭じいさん 髭じいさん 蟷螂の斧 蟷螂はカマキリだから、斧の威力も大したことはなかろう。このコラムの題を「蟷螂の斧」にしようか「ドン・キホーテ」にしようか迷ったけれども、私の人生を要約する言葉としてはそれほど違いなさそうだ。 割合、大言壮語しないようには […]
2006年10月23日 / 最終更新日時 : 2006年10月23日 髭じいさん 髭じいさん 人物画像鏡(6) 「日十大王」を「日夲大王」に読めるのではないかと述べてきた。「本」「夲」が通じることは、隋代までは『廣韻』から『切韻』へ遡っていけそうなことは示せたと思うし、これから更に遡ることも可能で、五世紀半ばまでは中国の金石史料で […]
2006年10月19日 / 最終更新日時 : 2006年10月19日 髭じいさん 髭じいさん 季節は巡る 今年は、庭の柿の木が殆ど実を付けずに葉が落ちてしまった。葉が大きいだけに、落ち始めると一度に狭い庭を覆ってしまう。 最近、ここらでも焚き火が憚られる風潮があり、葉の処理に困ってしまう。適量であれば、ゴミ袋に詰めて回収して […]
2006年10月16日 / 最終更新日時 : 2006年10月16日 髭じいさん 髭じいさん 自殺 若者のみならず、年寄りにとっても気になる物騒なテーマである。 自分が生きていくというのは、年を重ねることであり、また身の回りの人を失っていくということでもある。 私の場合、父母から兄、叔父、伯母などの身内から、友人、近所 […]
2006年10月13日 / 最終更新日時 : 2006年10月13日 髭じいさん 髭じいさん 因数分解 私を含め、中学校で習った「因数分解」は難しくてもそれなりに面白かった人が多いのではないか。だが、因数と約数の違いが今一つ腹に収まらない。 例えば、12は余りのない掛け算だと、12=1×12、2×6、3×4の三通りになる。 […]
2006年10月10日 / 最終更新日時 : 2006年10月10日 髭じいさん 髭じいさん 人物画像鏡(5) 仮に「十」が「夲」の略体として、それがいったい何の意味があるのだと言われると雄弁な解答ができない。気づいた点を箇条書きにしてみると、次のようになる。 1 「斯麻」が百済の「斯麻王」である可能性が強くなり、画像鏡の史料価値 […]
2006年10月5日 / 最終更新日時 : 2006年10月5日 髭じいさん 髭じいさん 覚えると覚わる 何かと言えば、覚えなさいである。先生も子供も、手間を省くために覚えることで済まそうとする。 「主要」五科目について考えてみると、中学校では、一応国語・英語・歴史・地理などが社会科学、数学や理科が自然科学と考えてよかろう。 […]
2006年10月2日 / 最終更新日時 : 2006年10月2日 髭じいさん 髭じいさん 人物画像鏡(4) 今回は、「癸未年八月日十大王」にある「日十」の学説を遡ってみよう。 1 まず「八月日十」としたが、読み方が明確でないとしてこれを廃し、「日十(ヒソ)大王」または「曰十(ヲソ)大王」と読み、「オホケ王」(仁賢天皇)にあてる […]