2009年6月29日 / 最終更新日時 : 2009年6月29日 髭じいさん 髭じいさん 世襲 多岐にわたるテーマであって、語の定義すらままならない。ここでは、主として血族により地位や職が代々受け継がれていくほどの意味で使うことにする。 「家」や「族」の存続がそのまま家業の継続に繋がる時代では、世襲はことの他重大事 […]
2009年6月22日 / 最終更新日時 : 2009年6月22日 髭じいさん 髭じいさん アラカン 最近何回か「アラカン」という語を耳にした。私の世代であれば、まず嵐寛寿郎を思い浮かべるだろう。たしか「鞍馬天狗」だったか、嵐寛のさっそうとした演技を思い出す。だが、よく聞くとそういうことではなく、「アラウンド還暦」を省略 […]
2009年6月15日 / 最終更新日時 : 2009年6月15日 髭じいさん 髭じいさん 石榴 -音韻篇- 私は好きだから拘っていることもあるし、やむを得ず拘っていることもある。石榴は好きなものの一つで、味もさることながら、その背景も相当おもしろい。 インドで甘すぎる果物に飽きた頃、透明な味に加え、品のよい甘さと程よい酸味が気 […]
2009年6月8日 / 最終更新日時 : 2009年6月8日 髭じいさん 髭じいさん 好太王碑文(2) -「以來」と「以後」- 「而倭以辛卯年來渡海」という章句をどう訳すかが論争の過半を占めるので、まずこれから取り上げてみる。今回は「來」の用法のうち、「以來」という観点から考えてみよう。「以來」は現代でも使われる用語で、「以後」とほぼ同じような意 […]
2009年6月1日 / 最終更新日時 : 2009年6月1日 髭じいさん 髭じいさん 『説文』入門(30) -「來」- もともとこのシリーズははっきりした目的を持たずゆったりした気分で書くつもりであったのに、浮かぶのは緊急で必要なものばかり。頭に残っている滓みたいなものをある程度出してしまわないと、視野が広くならないのかもしれない。今回は […]