2023年7月3日 / 最終更新日時 : 2024年7月7日 髭じいさん 郡上古代史 会津(かいつ)の語源 前々回に会津は小河川が地域の川に合流する場所が多いと書いた。これが語源にも関連するように思われる。今回は「津」を別の観点から楽しんでみたいと思う。 「スイカ」なら「西瓜」で、「ツイカ」なら「追加」で間違いようがなく見える […]
2023年4月17日 / 最終更新日時 : 2023年4月17日 髭じいさん 郡上古代史 京塚 京塚山は天気が良ければ毎朝眺めている山で、又高尾山と呼ばれることがある。京塚は八幡町市島の小字。これについては先行の研究があり、その結論は「佳名を選んだのか、京都とのつながりを強調するのか京塚と書くが、経文を埋めた塚であ […]
2022年7月11日 / 最終更新日時 : 2022年7月11日 髭じいさん 郡上古代史 郡上の両面宿儺 郡上では馴染みが無いかも知れない。宿儺(すくな)カボチャなら聞くことがあっても、両面宿儺になると地方史に詳しい人でも薄っすらと思い出すぐらいではなかろうか。 兩面宿儺は飛騨で広く伝承される。一般には顔を二つ持つ異形の鬼神 […]
2022年2月28日 / 最終更新日時 : 2022年2月28日 髭じいさん 郡上 はふり 「祝う」は今では「いわう」と読まれるが、旧音では「いはふ」である。音を辿るには旧仮名遣いが便利で、古音がかなり分かる。本邦で「祝」は「いはふ」のほか「はふり」「いのり」などとも訓まれてきた。いくつか説があるものの漢語とし […]
2022年2月14日 / 最終更新日時 : 2022年6月23日 髭じいさん 郡上古代史 四本柱 コラムに収めようとすれば、要旨を簡略化し、明解にしなければならない。厄介なことである。何をやっているのか不思議な人も多かろう。 これまで諏訪信仰に関連して「至」のつく字を検討してきた。「屋」「室」など建造物たる文字の中に […]
2022年1月31日 / 最終更新日時 : 2022年1月31日 髭じいさん 郡上古代史 室(むろ) じっくり取り組むべきテーマなのに、歳をとって背中を押されているような気分になったので前回に続き諏訪信仰を取り上げることにする。前回は「屋」の「至」が象形字であり、『説文』の説くように鳥が下りてくるのではなく、矢が落ちて行 […]
2022年1月24日 / 最終更新日時 : 2022年1月24日 髭じいさん 郡上 古代信仰を時間軸へ 長年温めてきたテーマだ。私の力では古代信仰を時間軸に据えることは難しかったし、力が足りないことを実感してきた。ただ、ここまで来て何もしないで死ぬのも頼りない。片隅に残った滓だとしても、少しは役に立つかもしれないので少しず […]
2022年1月10日 / 最終更新日時 : 2022年1月25日 髭じいさん 郡上 樅について気になること 年末のクリスマスにちょっと気になったことがある。ツリーは確か樅(もみ)だった気がする。すっと伸びた姿は確かに品がある。私でも感じるのだから、キリスト教徒なら尚更だろう。ならば樅は聖なる木と考えられているのだろうか。 そう […]
2021年12月27日 / 最終更新日時 : 2021年12月27日 髭じいさん 郡上 九頭 ネットで「九頭竜」を検索してみると、「くずりゅう」となっていて「くづりゅう」では出てこない。「頭痛」もやはり「ずつう」で変換して、「づつう」ではだめである。書きなれてしまうともはや疑問を感じなくなってしまうものらしい。 […]
2021年12月6日 / 最終更新日時 : 2021年12月13日 髭じいさん 郡上 郡上の諏訪神社 郡上でも馴染みの薄い人が多いのに、なぜこんなレアな話をするのか分からない人が多いと思う。それでも書きたいと思うにはそれなりに理由がある。信仰は国家のみならず個人にとっても重要で、一般に多神教とされる本邦においても疎かにで […]