2025年6月2日 / 最終更新日時 : 2025年6月3日 髭じいさん 経世 善人 赤ん坊は生れた時に善人なのか悪人なのか決まっている訳ではない。彼らは育つ環境により如何様にも変化する。簡単ではない。環境が良かったから順調に育つというわけではないし、環境が悪いとしてもしっかり育つ子は沢山いる。 この世に […]
2025年5月5日 / 最終更新日時 : 2025年5月5日 髭じいさん 経世 産業 ここでは木工業の再生というテーマを念頭に置いている。都市なら青壮年たちが野心を燃やして新たに産業を興すこともあるだろうが、田舎では難しい。今までの経緯からすれば、多くは伝統の技を継承した者が生業を繫ぐことで精一杯である。 […]
2025年4月21日 / 最終更新日時 : 2025年4月22日 髭じいさん 経世 郡上紬 紬(つむぎ)と言えば、大島や結城などを思い浮かべるかも知れない。これらは生糸もよい物を選ぶし、染色やデザインもいろいろ凝っている。高級品と言ってよかろう。郡上もまた一時は人間国宝を出したほどの地で、芸術の域に達した時代も […]
2025年4月7日 / 最終更新日時 : 2025年4月7日 髭じいさん 四季 春の憂い 思い起こせば四十年以上前に作った郵便箱である。材料をどうやってそろえたのか、もう記憶がない。デザインは少し凝ったもので、縦に丸もので繫いで郵便物が見えるようにしてある。私では難しいので、丸ものは木工職人に作ってもらった。 […]
2025年3月24日 / 最終更新日時 : 2025年5月21日 髭じいさん 経世 近ごろ記憶に残った買い物 特別なことがない限り、近ごろ週二で買い物へ行く。日常のありふれた物を買うだけなので、高価なものは言うに及ばず、珍しいものとてない。従って記憶に残ることもそれほどない。それでも自分の体調やら、世情を示していることには何とな […]
2025年3月10日 / 最終更新日時 : 2025年3月10日 髭じいさん 四季 なごり雪 我が家の裏庭に積もっていた雪が、数日前に降った雨で、ほぼ無くなった。三月に入った辺りから少しづつ暖かくなってかさが減り、その上かなりの雨がきたからだ。日照時間も長くなり、春の気配がしてきた。 私はこれまでずっとズボンの下 […]
2024年8月12日 / 最終更新日時 : 2024年8月16日 髭じいさん 経世 老いても かつて和良へ行く主要道路だった堀越を一人で登っていると、若い郵便局員が「この先に家はありませんよ」と言ってくれたことがある。その時には犬鳴川(いんなきがわ)を遡って、かつてあった氷たんぼの跡を見たいと思って出かけていた。 […]
2024年7月29日 / 最終更新日時 : 2024年8月1日 髭じいさん 髭じいさん 田舎町の葬式 午後一で表に出て自転車をこぎ始めると、隣家から長老たちが出てくる。珍しい組み合わせだったのでちょっとばかり驚く。私の顔を見るなり、声をひそめてご主人が亡くなったと言う。あまり具合がよくないと聞いてはいたが、実際になると、 […]
2024年6月17日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 髭じいさん 経世 分からない事ばかり 若い時なら分からない事があればあるほど、エネルギーが湧いて来て、がむしゃらに自分を広げようとする。そんなこんなで歳をとっても、相変わらず分からない事ばかり。もう若い時のように情熱を注ぎこむこともできず、ただ立ちすくむしか […]
2024年4月8日 / 最終更新日時 : 2024年5月23日 髭じいさん 髭じいさん 光陰矢の如し 人生の短いことを表す句で、なぜか頭をよぎったので立ち止まってみる気になった。今朝、九十になる人生の先輩から電話があった。週に一二回は碁を打つ間柄で、知り合ってからもう結構長い。市議会選挙の投票依頼と、以前頼んでおいた件に […]