2021年3月22日 / 最終更新日時 : 2021年3月24日 髭じいさん 広域 カイトの語源 郡上においても「カイト」「カイツ」に関する小字地名が誠に多い。今回は語源やら表記について気づいたことをスケッチしてみたい。 『萬葉集』に「吾妹子が 家の垣内の 小百合花 後と云へるは いなとふに似る」(紀朝臣豐河の歌一首 […]
2021年3月8日 / 最終更新日時 : 2021年3月8日 髭じいさん 郡上 愛宕町 「あたごちょう」と読む。ここら辺りでは少ないとしても、それほど珍しい地名とは思えない。今回は町名の由來について考えてみようという趣向だ。私の住む町からそれほど遠くなく、隣町みたいなものなので馴染みがある。遠藤常友代の地図 […]
2021年3月1日 / 最終更新日時 : 2021年3月1日 髭じいさん 広域 「カイト」から「ヤト」へ まだ十分に熟しているわけではないが、人生のゴールが近付いているのでこれまで考えてきた筋道の一端を披露してみたい。 「カイト」は広く分布しているが、中でも関西から中部にかけて非常に多い地名である。これまで名だたる学者が解明 […]
2020年10月12日 / 最終更新日時 : 2020年11月9日 髭じいさん 広域 谷について 姓で言えば谷川(たにがわ)さん、谷沢(やざわ)さんがいる。「谷」を「たに」「や」と訓んでいることになる。 郡上は谷ばかりで力を入れたところで間に合うことはないが、私の住む旧赤谷町や、この間たまたま会話を交わした人が小駄良 […]
2020年9月14日 / 最終更新日時 : 2020年11月10日 髭じいさん 広域 夜刀の神 やとの神と読む。今回は何らかの成果を披露するというよりは、錯綜した現状をいくらか整理してご覧いただくにすぎない。 祭祀という字を見ると、どちらにも「示」が入っている。先祖や神に肉を供えて祭るし、「祀」は「巳」につくるから […]
2020年6月29日 / 最終更新日時 : 2021年3月5日 髭じいさん 郡上 牛道谷 郡上に牛道谷という地名がある。地元の者でさえ、こういった地名があることを知る人は殆どおるまい。ましてこの地区に関わりのない人なら思いもよらないだろう。 少しばかり説明しておく。長良川鉄道の相生駅から西方となる那比へ行く途 […]
2019年10月28日 / 最終更新日時 : 2021年3月5日 髭じいさん 広域 水沼 この題が適切なのかどうかすら不安だが、ここまで来た以上戻れない気分である。 これまで幾つか「美濃」の語源説を紹介し、私見を交えてきた。私はまず本居の「みぬ」説を採用し、「みぬ」から「みの」へ音変化したと考えてみた。 そこ […]
2019年9月17日 / 最終更新日時 : 2021年3月5日 髭じいさん 広域 美濃おさらい ここまで幾つか異説を紹介してきた。それぞれ根拠があり、大人の議論ができるもので甲乙つけ難い。だからと言ってこのまま投げ出しておくのもどうかと思うので私見を披露してみる。 仮名といえば、平仮名や送り仮名などを思い浮かべる人 […]
2019年9月2日 / 最終更新日時 : 2021年3月5日 髭じいさん 広域 続美濃 前回、「濃」は「三野」「御野」などの「野」、「見伸ぶ」という動詞の語幹が名詞になった場合に触れた。今回はもう少しだけ広げてみよう。 『古事記傳』「假字の事」の段を引き、「農」「濃」などは「ぬ」と読む仮名で、「の」と読むの […]
2019年8月26日 / 最終更新日時 : 2021年3月5日 髭じいさん 広域 美濃 岐阜県はほぼかつての「飛驒國」と「美濃國」で成り立っている。ここで通史をやるわけがないしそんな力もない。国名となっている「美濃」について考えてきたことを少しばかり披露してみるだけだ。 美濃は通常東濃、中濃、西濃に区分され […]