2020年10月12日 / 最終更新日時 : 2020年11月9日 髭じいさん 広域 谷について 姓で言えば谷川(たにがわ)さん、谷沢(やざわ)さんがいる。「谷」を「たに」「や」と訓んでいることになる。 郡上は谷ばかりで力を入れたところで間に合うことはないが、私の住む旧赤谷町や、この間たまたま会話を交わした人が小駄良 […]
2020年9月14日 / 最終更新日時 : 2020年11月10日 髭じいさん 広域 夜刀の神 やとの神と読む。今回は何らかの成果を披露するというよりは、錯綜した現状をいくらか整理してご覧いただくにすぎない。 祭祀という字を見ると、どちらにも「示」が入っている。先祖や神に肉を供えて祭るし、「祀」は「巳」につくるから […]
2020年6月29日 / 最終更新日時 : 2021年3月5日 髭じいさん 郡上 牛道谷 郡上に牛道谷という地名がある。地元の者でさえ、こういった地名があることを知る人は殆どおるまい。ましてこの地区に関わりのない人なら思いもよらないだろう。 少しばかり説明しておく。長良川鉄道の相生駅から西方となる那比へ行く途 […]
2019年10月28日 / 最終更新日時 : 2021年3月5日 髭じいさん 広域 水沼 この題が適切なのかどうかすら不安だが、ここまで来た以上戻れない気分である。 これまで幾つか「美濃」の語源説を紹介し、私見を交えてきた。私はまず本居の「みぬ」説を採用し、「みぬ」から「みの」へ音変化したと考えてみた。 そこ […]
2019年9月17日 / 最終更新日時 : 2021年3月5日 髭じいさん 広域 美濃おさらい ここまで幾つか異説を紹介してきた。それぞれ根拠があり、大人の議論ができるもので甲乙つけ難い。だからと言ってこのまま投げ出しておくのもどうかと思うので私見を披露してみる。 仮名といえば、平仮名や送り仮名などを思い浮かべる人 […]
2019年9月2日 / 最終更新日時 : 2021年3月5日 髭じいさん 広域 続美濃 前回、「濃」は「三野」「御野」などの「野」、「見伸ぶ」という動詞の語幹が名詞になった場合に触れた。今回はもう少しだけ広げてみよう。 『古事記傳』「假字の事」の段を引き、「農」「濃」などは「ぬ」と読む仮名で、「の」と読むの […]
2019年8月26日 / 最終更新日時 : 2021年3月5日 髭じいさん 広域 美濃 岐阜県はほぼかつての「飛驒國」と「美濃國」で成り立っている。ここで通史をやるわけがないしそんな力もない。国名となっている「美濃」について考えてきたことを少しばかり披露してみるだけだ。 美濃は通常東濃、中濃、西濃に区分され […]
2016年12月26日 / 最終更新日時 : 2020年11月17日 髭じいさん 郡上 「保」のまとめ(上) 郡上では保のつく地名がすぐ思い浮かぶ。長良川筋の上之保、西和良と吉田川筋の中之保、そして和良川から飛騨川筋の下之保である。このシリーズで「保」が庄園時代を更に遡って、郡衙設置代あたりまで行きつくことを示すつもりである。 […]
2016年7月25日 / 最終更新日時 : 2020年11月17日 髭じいさん 郡上 「ら」の話 郡上のゆるキャラをご存じだろうか。「郡上良良(らら)ちゃん」と呼ばれ、モチーフは鮎である。昨日初めて出会った。長良川と和良川が鮎で知られているので名づけられたという。団扇を配っていた人によると、小駄良川もその中に入ってい […]
2014年12月22日 / 最終更新日時 : 2020年11月17日 髭じいさん 郡上 「さ」の話(上) ここで言う「さ」は「鶴佐(つるさ)」や「川佐(かわさ)」など郡上の地名につくもので、相当前から温めてきたが、ずっと歯が立たない。すべて語尾についているので何らかの接尾語だろうと推定できても、それ以上は今なお見当がつかない […]