2022年6月20日 / 最終更新日時 : 2022年6月20日 髭じいさん 髭じいさん 平の地名 何もここに限った話ではなさそうだが、身近な郡上について考えてみたい。平(ヒラ)は地域によってはカイツに劣らないほどあるので今回は概観に留め、地名の面白さやら深さが伝われば望外の喜びである。平(ヒラ、ダイラ)は小字だけでも […]
2022年6月6日 / 最終更新日時 : 2022年6月6日 髭じいさん 髭じいさん 神戸 「神戸」をどう読むだろう。私の本貫地は明石で、神戸の西隣にあたる。この場合は「コウベ」である。これまで殆んど疑いもせずに呼んできたので、今となっては不思議な気分になっている。 ところがこちらに越してからはそう簡単ではない […]
2022年5月16日 / 最終更新日時 : 2022年5月16日 髭じいさん 語源 新生 新生児の新生である。ここのところ頻りに「何事にも先達はいるものだなあ」と感じることがある。 この間書いた「西ウレ峠」というテーマについても、これまで地元の考察はないとしても飛騨筋にはあるかもしれないし、全国レベルの研究が […]
2022年5月2日 / 最終更新日時 : 2022年5月3日 髭じいさん 髭じいさん 西ウレ峠 郡上から高山への行き帰りによく通ってきた峠だ。春は遅くまで雪が降るし、秋は秋で不意をついてちらついた話題が出たりする。車を運転する人なら気になる所である。かくして若い時から何度も耳にしてきたのに、「ウレ」について未だ闇の […]
2022年4月18日 / 最終更新日時 : 2022年4月18日 髭じいさん 髭じいさん 郡上の垣内(2) 前回郡上の垣内地名のうち、白鳥、旧明方の小字を中心に取り上げてきた。向小駄良や二日町の用例が印象に残るし、旧明方では垣内を「ガイツ」と呼ぶ点に興味がある。今回は用例の多い和良の例を紹介し、郡上における垣内の変遷や経路に迫 […]
2022年4月4日 / 最終更新日時 : 2022年4月16日 髭じいさん 髭じいさん 郡上の垣内 郡上におけるカイツ地名は小字だけを取り上げても二百前後ある。表記については、崩れてしまったものを除き「会津」「街津」「廻津」「開津」などが使われ、中でも「会津」が最も多い。これに対しカイトは殆んどみられず、飛騨筋と比べる […]
2022年2月28日 / 最終更新日時 : 2022年2月28日 髭じいさん 郡上 はふり 「祝う」は今では「いわう」と読まれるが、旧音では「いはふ」である。音を辿るには旧仮名遣いが便利で、古音がかなり分かる。本邦で「祝」は「いはふ」のほか「はふり」「いのり」などとも訓まれてきた。いくつか説があるものの漢語とし […]
2022年2月14日 / 最終更新日時 : 2022年6月23日 髭じいさん 郡上古代史 四本柱 コラムに収めようとすれば、要旨を簡略化し、明解にしなければならない。厄介なことである。何をやっているのか不思議な人も多かろう。 これまで諏訪信仰に関連して「至」のつく字を検討してきた。「屋」「室」など建造物たる文字の中に […]
2022年2月7日 / 最終更新日時 : 2022年2月7日 髭じいさん 郡上 ヒタヒタと迫る 世は新型コロナの流行で苦しんでいる。新たな変異種であるオミクロン株は感染力が強くて容易ならざる事態である。割合重傷化する者が少ないと言っても、自分がどうなるのか分からない。まだ病院はしっかり機能しているのでその点は心強い […]
2022年1月31日 / 最終更新日時 : 2022年1月31日 髭じいさん 郡上古代史 室(むろ) じっくり取り組むべきテーマなのに、歳をとって背中を押されているような気分になったので前回に続き諏訪信仰を取り上げることにする。前回は「屋」の「至」が象形字であり、『説文』の説くように鳥が下りてくるのではなく、矢が落ちて行 […]