2007年1月2日 / 最終更新日時 : 2007年1月2日 髭じいさん 髭じいさん 正月 正月といっても特に思い浮かぶことはなくなってきた。そんなに食べたいご馳走があるわけでもないし、普段のんびりしているから休みの実感もさほどない。 年賀状を読むのが楽しみなくせに、自分では時期になっても、おっくうで間近まで書 […]
2006年12月25日 / 最終更新日時 : 2006年12月25日 髭じいさん 髭じいさん 白山奥院(11) -結語- このシリーズの締めくくりとして、今なお「越南知(オナンジ)」「越南智(オナンヂ)」が白山信仰の中で生きていることを書いてみたい。 途中、「南」の音韻に誤りがあり、「ヲナムチ」に至ることすら難儀であった。紆余曲折の末、なん […]
2006年12月18日 / 最終更新日時 : 2006年12月18日 髭じいさん 髭じいさん 本末転倒 -『説文解字』入門(2)- 『説文解字』という中国の辞書がある。ほぼ二千年前に、許慎という人物が編集したもので、字形の書ということになっている。 字形というのは言わば漢字の成り立ちを形から六つのタイプに分けることで、彼は五百あまりの部首に分け約一万 […]
2006年12月11日 / 最終更新日時 : 2006年12月11日 髭じいさん 髭じいさん 方言と歴史学(2) -今気になっていること- テーマの大きさにも拘らず、今書こうとしているものは些細な点だけかもしれないが、気になるものはしょうがない。 例えば、観音を[クァンノン kwannon]、菓子を[クァシ kwashi]等と発音する場合がある。九州の大部分 […]
2006年12月4日 / 最終更新日時 : 2006年12月4日 髭じいさん 髭じいさん 履修不足 何と言ってよいか分からない。あまりに根が深くて、問題点を明らかにするだけでも大変だ。ここ郡上においても、例にもれず履修不足があったという。どこか遠くの問題ではないのである。 まずは、高校の側から考えてみよう。「ゆとり教育 […]
2006年11月27日 / 最終更新日時 : 2006年11月27日 髭じいさん 髭じいさん 公と私 -『説文解字』入門(1)- 公私の区別は難しい。一人の人間がそれだけ様々な役割や責任を負って暮しているということだろう。 『説文解字』で「公」(二篇上013)を引いてみると、「公 平分也 从八厶 八猶背也 韓非曰 背厶爲公」となっている。 「公」は […]
2006年11月20日 / 最終更新日時 : 2006年11月20日 髭じいさん 髭じいさん 役者と訳者 最近、どういう風の吹き回しか、翻訳する機会が増えている。ある筋から「本草(ほんぞう)」に関して、少しは役に立ちそうだから手伝えということらしい。 外国語を翻訳するのは、その背景にある習慣や考え方の癖が異なっており、無論簡 […]
2006年11月13日 / 最終更新日時 : 2006年11月13日 髭じいさん 髭じいさん 方言と歴史学(1) 思わずテーマが大きくなってしまい、私の手に負えるとは思えないが、内容を分かりやすくするためであって大望はない。 私の住む岐阜県は東部方言の西端で、一応東京式アクセントの西端にもなっている。 郡上は複雑な様相を呈している。 […]
2006年11月6日 / 最終更新日時 : 2006年11月6日 髭じいさん 髭じいさん 北朝鮮の核実験 今年の七月に突然七発のミサイルを発射した北朝鮮は、十月になって同国外務省がこれまた唐突に核実験を行うという声明を出し、数日後実行した模様である。 核実験の目的がどこにあるのかは諸説あり、はっきりしないが、現政権の存亡をか […]
2006年10月30日 / 最終更新日時 : 2006年10月30日 髭じいさん 髭じいさん 白山奥院(10) -ヴェトナムとの比較- 音韻の基本を誤り、早々に構想がもろくも崩れかけている。ここら辺りで整理しておく必要がありそうだ。 「越南知」は「南」が古音に遡っても「ナム」であるから、「ヲナンチ」ではなく、「ヲナムチ」と復元すべきであった。 『日本書紀 […]